デビュー前から予約2ヵ月待ち!マンツーマンでデビュー初月指名売上400万超え!? 『nex』でキャリアを変革させたZ世代スタイリストたち
デビュー前から予約は2ヵ月待ち、今も続行中
—島野さんに質問です。デビュー前から2ヵ月待ちというのは?
島野:アシスタントとしてnexに入社し、Instagramを始めました。その時、低料金で縮毛矯正のモデルを募集したんです。そしたら予約のDMが毎日10人くらいきて。でも営業後しか施術できないので、1日1人しか来ていただけなかったんですね。それでお断りするという状態が続いて、そのままデビュー月の予約も埋まって今に至る感じなんです。デビュー後は正規料金になりましたが、ありがたいことにそれでも来ていただいています。
平澤:島野さんはInstagram集客がすごくて。私も入社してからいろいろと教えてもらいながら、デビュー月に向けて毎日3投稿を続けていました。
島野:Instagramは、ひとつの投稿にこだわるだけではダメなんですね。見てくれた人が抱えているお悩みに響かせて、そこからプロフィールに飛んでフォローしてもらい、予約のDMを送るまでの動線を緻密に組み立てて作る必要があります。僕は見ている人の感情を想像して、その心の状態でこの文面を見たらどう響くか、どうしたら予約までしてもらえるのかを考え、細かく計算して作っています。
平澤:ワードチョイスもセンスありますもんね。島野さんの縮毛矯正は、”手で乾かしただけ”が決まり文句でしたよね。
島野:そうです。みんなは”アイロン仕上げ”でツヤツヤになった髪を投稿していたので、僕はあえてアイロンを使わずに乾かしただけの状態を発信していました。最初はそれを打ち出している人がいなかったから一人勝ちだったんですけど、最近はそれもかなり広まってしまって飽和しています(笑)。あと、”パヤパヤ”というワードを投稿に使ったのもnexは発祥だったと思います。パヤパヤもクセの一種なので、それを治すのも縮毛矯正するしかないんですね。それを打ち出してる人がいなかったので発信したら、かなり注目されて予約が入りました。