ねこのために引越し＆DIY！ 待っていたのは癒しと健康的な生活―BEAUTRIUM GINZA小山貴さん

―飼われているねこちゃんとの出会いを教えてください。

サイベリアンの男の子です。肉球が綺麗なピンクなので、桃太郎と名付けました。顔がとにかくかわいすぎて、ペットショップで一目惚れ！ 店員さんにお願いして、抱っこさせてもらうと、太ももの上でふみふみして甘えてくれたんです。そのかわいさにやられてしまいました。

－桃太郎ちゃんの性格や魅力を教えてください。

性格はとても慎重派。寂しがり屋で甘えん坊なところもあります。桃太郎の大好きなかくれんぼをしていると、そーっと影から近づいてきて、「ヴ二ャっ」と鳴いて、いきなり目の前に現れるのですが、そのときの「見つけた！」っていう姿がかわいすぎます。

家にいるときは常に隣にいてトイレにもついてくるほど。トイレのタンクに流れる手洗い用の水がどこにいくのか不思議らしく、覗き込むたびに頭に水がかかるのがかわいくてつい見てしまいます。お風呂にもついてきて、浴槽の蓋の上から僕の鼻をペロペロしてくれます。

腕にぴったりくっつく桃太郎ちゃん

－ねこと暮らしてからの生活の変化を教えてください。

家にいるのが楽しくなりました。1日中桃太郎を見ていても飽きませんし、ずっと一緒にいたいんです。癒されるので、仕事でつらいことがあっても気持ちをすぐに切り替えられるようになりました。ご飯は機械ではなく人の手であげたいので、仕事終わりに外で飲んでいても、深酒をしなくなり、健康的な生活を送れるようになりました。

－ねこと暮らしていて大変だったことを教えてください。

長毛なので毛がよく抜けるし、服についたら目立つので、お出かけ前は常にしっかりコロコロしてから出かけるようにしています。美容師は清潔感が大事なので、毛をつけて出勤しないようにするのが大変ですね。同じ理由で毎日掃除機をかけるようになりました。テニスボールくらいの大きさの毛のゴミが毎日取れるので、いつも部屋を綺麗にするのが日課です。

―ねこが好きすぎてやってしまったことを教えてください。

ねこが走り回れる環境をつくるため、広めの家に引っ越してねこ部屋を作りました。手作りのキャットタワーが自慢です。もっとも、後ろをずっとついてくるので、ねこ部屋にいることはほとんどありません。また、好き嫌いが激しくカリカリしか食べないので、ご飯を変える際には、僕が一粒味見してから納得するものをあげるようにしています。おかげで好みの味がわかるようになりました（笑）。

ねこ用トンネルで遊ぶ桃太郎ちゃん

―美容師がねこを飼うときに注意すべきことを教えてください。

美容師は家にいる時間が比較的少ない職業なので、なるべく一緒にいる時間を作ってあげることです。一緒にいるときはたくさん遊んで、甘えさせてあげて、たくさん声をかけてあげることが大事だと思います。

寂しい思いをさせないように、第三者を介して協力できる環境で飼うか、無理なら2匹同時に飼うなど、工夫をしてあげると良いと思います。僕の場合、妻と協力して、どちらかが早く帰れるようにしています。

―あなたにとってねこはどんな存在？

ありきたりの答えかもしれませんが、かけがえのない家族だと思います。想像以上に生活に癒しと潤いを与えてくれますよ。この子がいるから自分の健康にも気を遣うようになりましたし、生活リズムが乱れなくなり、自分の人生を前向きに考えるきっかけをくれています。とはいえ、ねこは飼い主さんしか頼れる人はいません。もし飼うことになったら、責任感をもって世話をして精一杯愛情をあたえ、わがままをきいてあげる覚悟をもってあげてくださいね。

BEAUTRIUM GINZA

副店長／小山貴（こやま たかし）

1978年生まれ、長野県出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業後、2001年BEAUTRIUM入社。物腰が柔らかく、丁寧な接客が癒しと笑顔を与えてくれると人気がある。常に向上心をもって美容技術の探究をすることで、日々成長する美容師。

Instagram：@koyama.takashi0317

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