ねこLOVE! 猫のいない生活は考えられない! ねこバカ美容師による「美容師のためのねこ飼いのすすめ」
元保護ねこの姉妹のような2匹。人とねこに優しい環境を作るために引っ越しも!?-GARDEN Tokyo 西山真由美さん
―飼われているねこちゃんとの出会いを教えてください。
1歳4カ月の「ゆず」と、6カ月の「ねぎ」です。どちらも女の子で元保護ねこ。お客さまに保護ねこ活動をされている方がおり、その方にゆずをご紹介いただき迎え入れました。ねぎもゆずと同じところで保護された子で、縁を感じ引き取ったんです。
ねこ用ベッドに入るゆずちゃん(左)、ねぎちゃん(右)
-ゆずちゃんとねぎちゃんの性格・かわいいところ・好きなところを教えてください。
ゆずは、ねぎがくるまではとにかくかまってちゃんで、偏食も激しいお姫さまだったのですが、ねぎがきてからはいいお姉ちゃんになりました。遊んでいたおもちゃやごはんを横取りされても怒らず毛繕いをしてあげるんです。しかし甘えたいのは変わらないようで、私と2人きりになると大はしゃぎで遊んでいます。また私が出かけようとすると隠れて、見つけるまで外出させないようにするところもたまりません(笑)。
ねぎはとにかく自分が一番でいたいようです。ゆずと遊んでいると必ずポジションを横取りしてくるわがままなところがあります。そして、ゆずと2人で遊ぶためにねぎを廊下に出しておくと、この世の終わりかと思うくらい泣き狂って大暴れするんです(笑)。また、食いしん坊で何にでも興味を示し、ときには熱いものを盗み食いして驚いてねこパンチしたり、ご飯を食べすぎておかしなテンションになったりすることもあります。
2匹とも、とにかくかわいいです! 人懐こく、家にくるお客さまが大好きであざとすぎるんです。
ゴミ箱の上に乗るゆずちゃんとねぎちゃん
-ねこと暮らしてからの生活の変化を教えてください。
ペット可の物件に引っ越し、ねこに危険がないよう部屋を整えるようになりました。今までは家は寝るところ、休みは海外旅行で癒されるというハードワークな生活から、仕事が終わったら早く帰り、休みの日は家でゆっくりねこと過ごすという生活にガラリと変化(笑)。また飼う前と比べて、性格が穏やかになりましたね。しつけのできない気まぐれなねこのいたずらに「仕方ないなー。物を出してた私が悪いねー」と仏のように寛大になっている自分にびっくりしています。
仲よくベッドで眠るゆずちゃん、ねぎちゃん。
-ねこと暮らしていて大変だったことを教えてください。
ねこを引き取るときが大変でした。保護ねこは、ひとり暮らしだと引き取れないことが多いんです。私は、紹介だったことや、友人が保証人になってくれたおかげで引き取ることができました。また、腕や手に引っ掻き傷が増えるので、お客さまに見られると恥ずかしいのと、傷口に薬品が染みます…! ねこの毛にも気を遣わないといけないので、毛がつきにくい服選びをするようになりました。
―ねこが好きすぎてやってしまったことを教えてください。
ねこのために引っ越ししたことですね。ずっと家にいるねこにも、ねこがいることでおうち時間が長くなる自分のためにも、日当たりのいい家にこだわりました。またねこが飛び出すことを防ぐためにワンルーム以外の間取りを探しました。さらに、うちのドアノブはねこが開けられないよう、縦型のものに付け替えて脱走対策をしています。
―美容師がねこを飼うときに注意すべきことを教えてください。
美容師は拘束時間が長い職業。ひとり暮らしで頼れる人が周りにいない場合、ねこを飼うには厳しい環境です。そのため、美容師がねこを飼うなら、協力してくれる人が周りにいる環境が大切。特に、子ねこの場合は、ご飯は1日3回に分けてあげなければいけないなど、よりお世話が必要になります。愛猫が子ねこのとき、私は友人3人くらいに合鍵を渡して、空き時間に様子を見にきてもらうほどでした。今も、どうしても外泊しなくてはいけないときはスタッフに泊まりでお世話をお願いすることもあります。
ねこが病気になったときにかかる費用や、ペット可物件に住む必要があること、いざというとき助けてくれる人がいるかなど、しっかり考えてから飼うことが大切だと思います。
―あなたの思うねこの魅力とは?
とにかく生活にメリハリがでます。お世話をすることで癒されたり、元気をもらえたえりもします。血統書付きのねこちゃんも、もちろんかわいいのですが、保護ねこも充分かわいいので飼う場合はそちらも検討してくださいね!
仲よく眠るゆずちゃんとねぎちゃん
GARDEN Tokyo
スタイリスト/西山真由美(にしやま まゆみ)
1973年生まれ、香川県出身。ル・トーア東亜美容専門学校卒。ライフスタイルをサポートするような万能スタイルを提案。すべてにこだわりをもつ大人の女性の満足度は高く、働く女性をはじめ幅広い年齢層のお客さまから厚い支持を得ている。センスと豊富なキャリア、明るく飾らない人柄で人気のスタイリスト。
>愛猫に一目惚れをしたjurk YOUさんは、ねこが好きすぎてオリジナルグッズの制作まで…!?