iLe. 2店舗目はコンセプトもスタッフも規格外!新店『nehus.』の一翼を担う酒井元樹さんの愛弟子、ぶなさわいくみ26歳。実践で技術を磨き上げた今の現在地

 

『iLe.』での学びを活かし、新たな世界観を発信していく

 

 

『nehus.』の内装は、西村さん(iLe.代表)が動線を考えて全て設計してくれたんです。受付の動線上に流し台が設置されているので、カラー剤を作りながら受付できますし、床はシャンプー台まで全部フラットだからつまづく心配もありません。セット面はコンセントが多めに備えられていて、ドライヤーを引っ掛けるフックなどの細かい部分も配慮してくれて。すごく働きやすい環境ですし、お客さまもくつろげる空間になっています。ロッカーの色は、私のこだわりで明るい色に塗っていただきました(笑)。

 

西村さんと出会えたことで、酒井さんとはまた違うスパイスというか、新たな視点での学びがありました。技術はもちろんですが、それよりも仕事の仕方を教えていただきましたね。酒井さんも西村さんも、フリーランス歴が長かったせいもあるかもしれませんが、サロンワークを効率よく進めるための工夫にオリジナリティがあるんです。具体的には、窓用のスクイージーを施術で使って、薬剤の浸透を制御するテクニック。頭の柔軟さなども、さすがだなと勉強になります。薬剤に対する考え方もそうですけど、どうしたらお客さまのカラー綺麗に仕上げられるのかを、突拍子もないアイデアで実践する二人に脱帽しっぱなしです。

 

 

そんな偉大な2人に負けないように、『nehus.』で掲げたテーマは「アンチiLe.」です(笑)。こちらは若手主体の新店舗なので、『iLe.』に根付く酒井さんと西村さんのイメージをなくせるように頑張っていきたいなと思っています。「アンチiLe.」は、頭の中に突然ポンと生まれたワードなんですよ。また、あちらにはカミカリスマが3人いますから、その受賞も目標のひとつです(笑)。いま一番近いのは同じく『nehus.』のメンバーの小林隼人くんかな?と思います。ぜひ小林くんにも注目してください!

 

 

 

nehus.

デザイナー

ぶなさわ いくみ

1996年生まれ、神奈川県出身。国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内のサロンに入社。そこで出会った酒井氏と共に独立し、フリーランスのアシスタントを2年半経験。2020年8月、酒井氏が西村氏と立ち上げた『iLe.』に参加。2023年3月、2店舗目となる『nehus.』を任され、現在はサロンワークをしながらマネジメントも担当。お客さまのファッションと感性に合わせたブリーチヘア提案を強みに、持ち前の明るい笑顔で数多くの顧客を魅了。

Instagram:@bunaaami

 

 

(文/織田みゆき photo/松林真幸)

 

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