iLe. 2店舗目はコンセプトもスタッフも規格外!新店『nehus.』の一翼を担う酒井元樹さんの愛弟子、ぶなさわいくみ26歳。実践で技術を磨き上げた今の現在地
自分だけの強みを掘り起こして、めざす美容師像も明確に
私もデビュー時は、何を強みとして打ち出すか悩みました。酒井さんと同じブリーチカラーを打ち出したら客層がかぶるので、酒井さんになくて私にあるものは何?といつも自問自答していましたね。お客さまに「なぜ私のところに来てくれるの?」とたくさん聞きましたし、酒井さんの性格、掴んだお客さまの性格、年代、来店頻度などを細かく分析しました。
それで思ったのが、酒井さんのお客さまは美容師さんが多いんですけど、ハイトーンをする世代は学生が多いということ。それで学生の悩みにフォーカスしてみたんです。黒染めや縮毛矯正をしている学生たちもハイトーンができるということを発信したり、「明日ライブだから絶対ピンクにしたい」というような女の子ならではの願いを叶えられる美容師を目指しました。3年前はまだ縮毛しながらブリーチをしている人はほぼいなかったですけど、進化した薬剤のおかげで、今ではかなり増えてきましたね。
サロンワークでは3〜4列で施術しているんですけど、うちはアシスタントが有能なので、1人にヘルプしてもらって3月の売上は約400万でした。単価が高めということもありますが、スピードも重視していますし、「次のお客さまが何時に来るからこの仕事は何時までに終わらせる」みたいなタスクは、いつも頭の中でパズルみたいに組み立てています。私のお客さまはハイトーンが大半ですが、ご要望に合わせて提案させていただいているので、シャドールーツやカラールーツもしますし、デザイン全般に対応しています。