バーバーの教科書をつくり、メンズカットの技を語り継いでいきたい -MR.BROTHERS CUT CLUB代表、西森友弥の美容人生【後編】
今やっているジャンル以外は、絶対にやらない
最初はショップを増やすつもりはなかったんですが、仲間がどんどん増えたこともあり、原宿、中目黒、大阪と増やしていくことになりました。
大阪のショップは、アパレル関係の友達から「出してよ」って言われ続けていたんです。「人がいればやるよ」って言っていたら、本当に人を集めてくれたんですよ。ウチに入りたい大阪出身のやつがいて、東京で働いていたんですが、大阪にショップができるならやりたいってことで実現した話です。ちなみに大阪店はめちゃくちゃ人気で、ひっきりなしにお客さんがきてくれるショップになっています。
ショップを出してから強く思うんですが、MR.BROTHERS CUT CLUBで今やっているジャンル以外、絶対にやらないって決めています。死んでもやらないし、やるくらいなら死ぬって思っています。そのくらい魂込めてやっているので。
僕は自分のやりたいことに、いつも正直でいたいんです。やりたくないことをやらないように、やりたいことだけを、正直にやり続けたいと思います。そして、自分たちのスタイルを貫いていきたい。世の中を見渡してみると、スタイルを貫けている人って数%もいないんじゃないですかね。みんなブレブレですよ。でも僕らは絶対にブレない。
そもそもウチに入ってきた時点で、中途半端なマインドのやつはいません。採用基準は決まっていないですが、僕らのカルチャーがたまらなく好きで、行動力があることが条件。他はなんでもいいって思っています。
腹が立つのは、Instagramのメッセージとかで熱い気持ちをぶつけてこられること。メールもめちゃくちゃ送られてきます。「絶対に働きたいんです」って書いてあるけど、だったら直接ここにこいよって感じです。