美容師は映像クリエイターに向いている!? 2つのキャリアがあるからこそ大活躍できる―GARDEN戸梶翔太さん

 

GARDENが武蔵小杉で「大人のリラックスサロン」をテーマに展開する「NEUTRAL DOOR(ニュートラルドア)」。そこで「森越スペシャリストチーム」のデザイナーとして活躍する戸梶翔太(とかじ しょうた)さんは、美容師だけでなく映像クリエイターとしても活動し、業界から注目される存在です。サロンのコンセプトムービーをはじめ、美容系の企業、アパレルブランド、さらには芸能事務所から依頼を受けミュージックビデオを手がけることもあるそう。

 

戸梶さんは「美容師というスキルがあるからこそ、映像クリエイターとしてのニーズもある」と話します。どのように美容師であることが映像クリエイターの活動に生きているのか。映像クリエイターの活動は、どう美容師としての仕事に影響しているのか。美容師と映像クリエイター、2つの肩書を両輪で回すキャリアを伺いました。

 


 

空手の指導者になるはずだった進路から一転、高校3年で美容師の道へ

 

 

実は、高校3年になるまで、自分が美容師になるなんて思っていませんでした。5歳から高校まで空手を本気でやっていて、高校2年生のときに全国大会で2位に。大学の体育学部に推薦が内定していたんです。ところが3年の試合で順位が下がってしまい、希望の学部に行けなくなってしまって。それが悔しくて…自分から内定を蹴ったんです。

 

それで何か新しい道を探さないとと思っていたときに出会ったのが、とある美容師さんでした。空手を辞めてはじめて髪を伸ばし、それで美容室へ行ったんです。へアカットをしてもらいながら、空手のような実力勝負なものが好きで進路を探しているという話をしたところ「美容師は実力の世界だよ」と言われ、興味を持ちました。

 

でも、親はびっくりですよね。大学どころか、その先に空手部の顧問になるという目標もあったのに、全然違うことを言い出したんですから。

 

それでも美容専門学校に入ってからは、元来の負けず嫌いもあって一生懸命取り組みました。就職は「目指すなら日本のトップサロンだろう」と思い、GARDENを受けました。大阪から上京しての就職だったので、最初のころは友だちもいなくて大変でしたけど、会社が柔軟な雰囲気だったこともあり、徐々に慣れてきました。

 

 

現在は武蔵小杉の「NEUTRAL DOOR(ニュートラルドア)」で、「森越スペシャリストチーム」として森越道大(もりこし みちひろ)とペアで活動しています。チームが発足したのは2年前。森越と僕の予約の窓口を1本にしています。つまり1名のお客さまに対して担当が2名いると考えてもらえばわかりやすいと思います。今、美容師と両立して映像クリエイターとしてもお仕事できているのは、このチーム体制に支えられているところが大きいです。

 

この仕組みであれば、どちらかが不在のときでもフォローしあえます。森越がセミナー講師などで不在のときは僕が、僕が撮影で不在のときは森越がいれば、お客さまはいつでも快適にいらしていただけます。

 

また、2人とも在店しているときは、時間差でお客さまがいらっしゃったときに、コンサルや仕上げなどの業務を交互に行えます。そうすることでお客さまの待ち時間を減らし、回転をアップさせることができます。メニューも森越が得意としていたパーマ直しや縮毛矯正などに特化することで効率よく、さらにリピート率を高めています。

 

もともと僕は入社からの4年間、森越のもとでアシスタントを務めていました。その経験があってお互いの技術や施術の仕方などわかり合っているからこそ、できる仕組みではないでしょうか。

 

>映像制作をはじめたきっかけとは?

 

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