MINX藤巻巡日人さん × apish青木亮子さん 30代美容師の生きる道「現場もビジネスも!もっと面白くする仕事術」

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スタイリストとして、そして現場リーダーとして、サロンからの期待が大きく寄せられている30代スタイリストたち。今、ノリにノッているMINXの藤巻巡日人さんとapishの青木亮子さんが、それぞれの仕事術をリクエストQJに語ってくれました。

 


 

これまでの経験を生かし、自分から提案する。発信する。

 

青木さん やはり中堅メンバーとして、サロンから期待されているのは上と下の掛け渡しですね。先輩スタイリストたちがどんどん進化しているから、自分自身も上の目線に立ってチャレンジし続けなければいけない。これまで以上にチャレンジする機会が増えたかなと思います。

 

 

藤巻さん アシスタントとして入社してからの10年間は、美容師としての力をつけるために自分のことしかやってこなかった。でも10年経ってからは、それだけではダメ。運営でも教育でも、自分がこれまで培ってきたことをそこで還元していかなくては。求められてきたことは増えたと感じていますが、ただサロンのことだけやっていては、自分が埋もれてしまうと思います。何か自分から発信していくことが必要なのかなと思っています。自分にとってはそれはクリエイティブ作品作りですね。

 

 

青木さん 確かに30代からは、これまでの経験を生かしてサロンを作っていく立場になっている。いかに自身のキャラクターを確立し、自分から提案していくか、自問自答している日々です。私自身、店長になって3年目になりましたが、ようやく自分でも、型にとらわれない発想で企画できるようになりました。

 

 

藤巻さん そういえば青木さんが店長を務めているのは女性スタッフがメインのサロンですから、青木さんならではの店づくりが期待されているでしょうね。一般的なサロンとはまた違ったアプローチがあるのではないでしょうか?

 

 

青木さん お客さまも女性ばかりなので、リラックスできる雰囲気が好評なんですよ。うちの店舗独自の企画もいろいろ打ち出していますね。特にお客さまから人気なのは、ナイトリラックスと命名したイベントデー。この日はスパだけの日なんですが、店内の照明を落とし、アロマでリラックスする演出をして、お客さまにはアイマスクをして過ごしてもらう。女性だけのサロンという特徴を生かした企画を考えているんです。

 

 

藤巻さん これからはお客さまのニーズを読むことが絶対的なカギになると思います。それと自分にとっては、サロンに来店していただくお客さまも大切ですが、セミナー講師の活動を始めてからは受講していただく美容師さんもお客さまとして意識し始めています。技術を理論化していくという作業も大事で、どのようにしたら伝わるのかを考えています。業界へ還元していく仕事にもやりがいと可能性を感じています。

 


 

リクエストQJ12月号(11月15日発売)では、藤巻巡日人さん、青木亮子さんが提案する冬ヘア&アレンジ、お二人の2016年トップニュースも紹介!

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プロフィール
MINX
藤巻 巡日人(ふじまき ゆきひと)

2010年11月スタイリストデビュー。売上アップの手段として、アシスタント時代からメンズ顧客に着目。ヘア作品写真をWeb上で公開し、多くのWeb指名を獲得した実績を持つ。自己流撮影テクニックも秀逸で、2016年からは撮影をノウハウを伝えるセミナー講師として日本全国で活動開始。
プロフィール
apish
青木 亮子(あおき りょうこ)

2003年apish入社。2009年apish GINZAのオープニングスタッフとして参加し、原宿から銀座へとフィールドをシフト。銀座で瞬く間に顧客数を増やし、人気スタイリストへと成長する。その努力が高く評価され、apish cherie(銀座)のオープニング店長に抜擢。女性ならではの視点でマネジメント中。

  (文/リクエストQJ編集部)

 

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