ハイライトを卒業したお客様に次に提案するのは”髪質改善”と”縮毛矯正”

白髪が気になる世代の髪の悩みは、その他に「クセ」と「ダメージ」があると思うんですね。その全てを解決するには、まずハイライトを卒業してダメージを改善し、縮毛矯正をしてクセを治すという方法がいいのかなと。もしくは、癖を治したあとに白髪をケアして、ダメージを改善していくというアプローチ。このどちらかの方法で、髪の悩みはほぼ消えるかなと思うんです。脱白髪染めの先にあるのは「髪質改善」だと思っているので、お客さまには「ハイライトを卒業したら髪質改善をしましょう」とお伝えしています。

髪質改善のクオリティがすごく上がっているので、アルカリ酸熱トリートメントでカラーとハイライトのダメージの差を埋めた上で、縮毛矯正やストレートができるようになりましたよね。ちょうど今、1年前にハイライトを卒業したお客さまに縮毛矯正を提案しているところです。エイジング毛で縮毛矯正をあきらめていたお客さまにとっては、これがすごく嬉しいようで喜ばれますね。僕の提案は髪にデメリットがないゾーンなので、それだけでも信頼を得られますし、生涯顧客になりうる可能性は増えてくると思っています。研究段階から来てくれているお客さまが、いまだに通ってくれていますしね。

お客さまの年齢層は30代からいますが、50〜60代が一番多いです。3回目以上ご来店されているお客さまは、ハイライトをほぼみんな卒業されて髪質改善で来てくれています。僕の技術は、白髪率が高ければ高いほどマッチするんですよ。その方が透明感も出ますから。白髪って、3回ブリーチしても、そこに到達できない色なんです。何色にも染まるし、透明感しかない色。オレンジにも赤にも黄色にも寄らないですし、色落ちも綺麗です。白と黒の差を埋めないことで、立体感も出て動きも出ます。白髪のメリットは、いっぱいあるんですよね。「白髪が増えてきても心配ないですよ」という時代を作っていきたいので、お客さまに白髪を好きになってもらえるようなワードや技術、見せ方には気をつけています。そこが僕の価値だと思っていて。白髪を悩みとして見ないというのが、脱白髪染めの最終ゴールです。

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