【20代経営者TAKUMA】ハイトーンスペシャリストで2店舗を展開するオーナースタイリストが、お客さまのために次に目指すもの
夢だった原宿へ。新店舗のプロデュースも経験
――高円寺にいた期間は、どれくらいでしたか?
半年いました。3店舗目が原宿にオープンすることになり、そこでまた手を挙げて移ったんです。原宿で働くのは長年の夢でしたし、「挑戦したい」という気持ちでしたね。オープニングメンバーは3人で、スペースもこじんまりとしていましたが、ハイトーンが爆発的に流行り出したタイミングだったので、お客さまはめちゃくちゃ来ましたよ。高円寺から原宿へ場所を移したことで、お客さまの顔ぶれもグッとファッショナブルな雰囲気になりました。
何より嬉しかったのは、原宿や渋谷の有名サロンに通っていたお客さまが、うちに流れてきたこと。お客さまの側にもいろんな事情があってのことだと思いますが、遂に、自分もあの店と戦えるレベルになったのか!と(笑)。時代的にカラーのトレンドがどんどん変わっていったので、その時期は勉強のためにセミナーにもたくさん行き、カラー以外の技術も貪欲に学んでいました。
そこから1年半後、新店舗のプロデュースを任せてもらうことに。原宿の竹下通りから少し入った場所だったんですが、内装から全て自由にやっていいよと。20代前半を顧客ターゲットとして、竹下通りのキラキラ感に負けないような店を作ったんですが、1ヵ月後に新型コロナの緊急事態宣言がきて。一気に街から人がいなくなり、1ヵ月間は店を閉めました。その間はハイトーンのレッスンをしていたんですが、自粛期間が明けてからはフロアはいつも満席状態。インスタ集客が功を奏しましたね。
――TAKUMAさんはハイトーンを打ち出していますが、実は他の技術もかなり勉強されているとか。
学ぶのは好きですね。お客さまのために、技術の幅を広げたいんですよ。カット、縮毛、パーマなど、すべてのメニュー領域をトップレベルの腕前に成長させたいと思っていて。だからオンラインセミナーがあればカットも縮毛矯正もパーマも見ますし、メンズヘアもめちゃくちゃ見てます。ブランディング的にSNSではハイトーンを推していますが、サロンではパーマもしますし、縮毛矯正も好きです。実は、フルメニューを提供しているんです。