“また会いたい”と思われるブライダルヘアメイクアーティストの流儀

目の前のことを一生懸命させていただいて、少しずつご依頼が増えてきました。

 

 

Q.美容師の場合はリピーターを増やすことができますが、ブライダルヘアメイクの場合はどのようにして仕事を広げていくのですか?

 

仕事が仕事を産むという感じです。目の前の仕事を一生懸命やることが大前提。その姿勢は、周りの人たちにも伝わります。会場から声をかけていただくこともありますし、花嫁さんのご姉妹やお友達を紹介していただくこともあります。式場やドレスの広告やパンフレットのお仕事をいただくことも。週末はブライダルヘアメイク、平日は撮影とアトリエでのサロンワークという具合に、毎日が充実しています。

 

結婚した当初は、週に何日か働くことができればいいかな、って思っていたんです。
ありがたいことに、仕事に打ち込んでいたら、新しいチャンスをたくさんいただくことができ今に至ります。

 

いつまでも自分をアップデートし続けることが大事

 

 

Q.ブライダルヘアメイクでのこだわりを教えてください。

 

こだわりとは違うかもしれませんが、「上品さ」を意識しています。かしこまった上品さではなく、少し崩すスタイルであってもどこかに上品さを残すようにしているんです。あとは、主役は花嫁さんですし、自分がつくりたいものをつくる仕事ではないので、「花嫁さんの希望を大切に、且つご提案出来る様にと常に思っています。。

 

また、自分をアップデートしていくために、日ごろから常に情報をキャッチするようにしています。好きなことなので、自然に情報が入ってくる部分もありますけれど。ブライダル関係やファッション関係の雑誌も見ますが、街を歩くだけでも至る所に情報が溢れていますよね。先日、パリに出張したときも、1日はインプットの日として、美術館をはじめ、気になるところを歩き回りました。インプットの時間をつくるのはクリエイターにとって、とても大切で共通する習慣だと思います。

 

 

ブライダルヘアメイクも美容師も「ここまでやればいい」という終わりのない仕事。それを苦しみながらやるのではなく、楽しみながら続けられたらいいなと思っています。仕事を続けていると、どうしても辛い場面や苦しい場面もあります。それでも、楽しんでやろうという気持ちを忘れないようにしたいです。それが新郎新婦に伝わりますし、どのお客さまに伝わると思います。常にわくわくしていたいですね。

 

 

 

プロフィール
株式会社ル・リール代表
HairMake-Up Artist 塩田 信子(しおだ のぶこ)さん

都内ヘアサロン2店舗を経て、フリーランスメイクアップアーティストに。2010年、BRIDAL Hair Make-up Artist Team le rire(ル・リール)を立ち上げ、2011年渋谷区恵比寿にle rireアトリエを設ける。2016年6月株式会社ル・リール設立。
ブライダルヘアメイクを中心にサロンワーク他
化粧品メーカーや、雑誌・広告・CM・カタログ・CD、タレント、モデル、スポーツ選手等のヘアメイクなども手掛ける。

 

 

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