【女性美容師版グータン企画】私たち、こじらせてる！？理想の働き方は？パートナーはどんな人？今抱えている悩みとは？女性美容師と夜な夜なトーク！
結婚と出産はゴールじゃない、その後の自分をイメージできるかが大事！
金谷橋：仕事に重きを置いているからこそ、プライベートが疎かになっているのは事実ですね。仕事８：プライベート２くらいの比重です。
斎藤：同じくです。今後私はいつ結婚していつ子供を産んだら良いのって悩んでます。結婚はいつしても良いかなって思うんですけど、子供はまだ早い気がして。もう少し顧客さんがついてからじゃないと不安だけど、そんなに自分に都合よく事が運ぶのかな、とも思ったり…。同棲もしているから、周りからもめっちゃ言われるんですよ、子供は早く産んだ方が良いって。
金谷橋：彼とは結婚の話にはならないんですか？
斎藤：一応、あと2年で結婚する話になってます。それまではお互いに好きなことや仕事を全力でやって、結婚と子供がいつでもOKという体制にしたいなって。でも結婚して子供がいても、お仕事はバリバリやりたいです！ 彼もそうして欲しいって言ってくれてますし。
水戸：家族の理解と協力は本当に大切だと思います！ 最近は社会保険とかもちゃんと整備されて、女性美容師が結婚や出産をしやすい世の中になってきている気はするんですけど、お店側のシステムがまだ追いついてないイメージがありますね、細かい部分において。急な休みとか、復帰してからの勤務時間や給料とか、納得してから続けるか決めたいですよね。
斎藤：確かに、ちゃんと決まっていないと不安です。戻る場所があるのかなとか。
金谷橋：実はうちの会社は、それが全部決まってるんです。ライフキャリアプランとして細かく提示されて、選べるようになっています。幹部コースとか、プレイヤーコースとか、詳しくは企業秘密ですが。まだ前例がないだけであって、というか私が前例になる予定なんですけど（笑）。でも会社の体制は整っている分、安心して働けています。会社に対して色々と意見はあるけど、不満はないですね。
斎藤：不満があったら、こんなに長く続けていないですよね。
水戸：うちのサロンは今、私以外子供がいるスタッフがいないのですが、今後はその子がどうなりたいかとか、リアルだけどいくら稼ぎたいかによって、決めていかないとなって思ってます。それによって条件が変わってくるのかなと。経営者としてはなんでも良いよとは言えないですしね。個人としての理想と、リアルな現状と条件のすり合わせが課題なのかなって思います。
仕事中心の今から、女性としての人生へどうシフトする？
斎藤：ずっと、いつかは結婚して子供が欲しいけど、どうしても離れてしまうお客さまもいると思う。いつまでフルタイムの美容師ができるのかなぁ。
金谷橋：どこかで第一線からは退かないといけないなって思います。私はその為の管理職なんですよね。マネジメントをしっかりやる会社なので、最初は店長に就くことに戸惑いはありましたけど、最近は自分がそこにいなくても、後輩たちがちゃんとやってくれる環境を作るのが仕事だって実感してきました。今やるべきことをしっかりやっていれば、必ず将来につながるし、戻る場所があるならいつでも出産できるなって思っています。
斎藤：素敵です！ 私は今がとても充実していて、もう結婚しなくても良いのかな、なんて思っていましたけど、周りに色々言われすぎて、１週間前くらいに感情が爆発しました（笑）
金谷橋：30代女子って、仕事とプライベートの比重に悩みますよね。私も周りの友達が結婚し始めて、仕事もしたいけど女性としてこのままで良いのかなって悩んでいて。そんな時、社長から、きっとその時の自分に合った人が現れるはずって言われて安心したんです。焦っても仕方ないなって考え方が変わりました。だから今は将来に対する不安はないですね、相手さえいればですけど（笑）
水戸：そこ１番大事！（笑）。結婚したり子供が居たら自由がなくなるとか、今まで通りに遊べなくなるって思っていたけど、私は今の自分に満足しています！ 確かに遊び方や時間の使い方は変わったけど、スタッフや家族の協力があってこその今が本当に楽しい。でもそれは、今まで自分が一生懸命やってきて、周りを納得させる仕事をしてきたからこそだって言い切れるかも。
斎藤：確かに、ちゃんと戻るべき場所を確保する為にも、今しっかり結果を出しておかないといけないですね。自分の存在価値を高めておかないと。
水戸：子供がいるから出来ないって言い訳をする前に、それまでに自分が本当に必要とされる存在になっておくべきだと思います。あとは、上になればなるほど、退き方やタイミングも難しいけど、キャリアプランを考えて決断する潔さも大事ですね。
金谷橋：自分の決断が間違いじゃなかったって思えるように今は頑張るのみ！ 話せば話すほど、美容師って他の職業の人とは違う生き方だなって思いますね。
斎藤：本当ですね、同じ美容師同士じゃないと分かり合えないことってたくさんありますね！
水戸：今日はたくさんお話しできて良かったです！ ありがとうございました！！
（取材・文／水戸怜子 photo／松林真幸）
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