表参道の洗練サロン『KATETAYLOR』代表・山庄司祐希が登場。20代前半で渡仏、その後は南の島へ!? ユニークな経歴を経てメンズスタイルに振り切った軌跡
多彩な趣味が、お客さまと話すキッカケにも
――新規をリピートに繋げていくことも大変だと思いますが、山庄司さんは接客でどんなことを気をつけていますか?
接客はお客さまと会話を楽しむことだけではないので、会話が好きな方であればどんな話題が好きなのかを探ったり、会話をしないでただ早く切ってほしいだけの人なら、できるだけ早めに仕上げるとか。そこは最初の段階で見極めています。新規の場合は質問のジャブを打って、そこに短い返事を返す人か、10返す人なのかなどで僕の中で人物像を掴んでいるのですが、お客さまのその日の気分もあると思いますし、そのときの空気を読むように気をつけています。
面白いなと思ったのが、車を買ったときにInstagramに投稿したら、いつも話さないお客さまが「車を買いましたよね」って話しかけてくださったんですよ。そこから話が弾むようになったんですが、車に対するお客さまの反応はかなり大きかったです(笑)。そういえば最近カメラを買ったんですが、カメラの反応も結構ありました。やっぱり、男性はメカニックが好きな方が多いのかもしれないですね。
――サウナもお好きなんですよね?
好きですね。ひとり時間を楽しむタイプなのでサウナも行きますし、映画館もよく行きます。映画館の空間が好きなんですよ。とくに観たい映画がなくても、評判がいいものは観るようにしていて、年間40本くらい観ているかもしれないです。
――多彩な趣味を楽しまれているんですね。現在は代表という立場ですが、スタッフ教育にも力を入れられているのでは?
そのとおりです。自分の売上を伸ばすことよりは、スタッフをどのように売れっ子にしていくかに今は時間をかけています。僕自身は売上を十分に上げるまで3年かかったので、そこまで時間をかけずにどうやって売上を伸ばしていくか、そこの指導を強化していますね。自分で上手くセルフブランディングをして売れていくスタッフもいますが、それはレアなケースです。普通のスタッフをいかに売れっ子へと引き上げていくか、その教育をしっかり行なっていくことがKATETAYLORの基盤になってくると思うので、力を注いでいきたいと思っています。
経営面では、代表3人で10店舗展開を目標に掲げています。今は表参道に3店舗と熊本に2店舗あるので、あと5店舗を目指して頑張っていくつもりです。
――それは楽しみです。本日はありがとうございました!
- プロフィール
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山庄司 祐希(やましょうじゆうき)/『KATETAYLOR』代表
1992年生まれ、東京都出身。日本美容専門学校を卒業後、都内1店舗を経て23歳でKATETAYLORに入社。2年後スタイリストデビューし、その3年後からメンズヘアに特化。程よく抜け感がある、ファッション感のある大人メンズスタイルを発信し、SNS集客に成功。一躍、人気スタイリストに。現在はサロンワークを中心に、スタッフ教育にも注力している。
Instagram:@yuki_yamashoji
(文/織田みゆき 撮影/松林真幸)