【女性美容師リアル白書】仕事の楽しみ方、長く働き続ける心構え。キャリア組も安定志向組もワークスタイルは進化中。理想的な仕事術を考えよう
20代後半のターニングポイント、皆さんはどんな決断をした?
水戸:20代後半から30代にかけて、美容師としても、女性としてもターニングポイントがあったと思うのですが、今の環境を選んだ理由とか、決め手みたいなのってありますか?
望月:私は24歳の時に最初のお店を辞めたのですが、会社から副店長にならないかと言われていまして。もし副店長を引き受けたら、この先10年はお店から離れられないと思って、退職しました! 実は、SIGNは元々私の出身地でもある名古屋に出す予定だったんです。でも今東京で担当しているお客さまを置いて、名古屋で0から頑張れるのかな…という思いもあったし、一緒に働くメンバーも固まりつつあったので、東京で出店することを決めました!
丸林:私は完全に勢いでしたね(笑)。サロンに属した働き方が体力的にもメンタル的にもきつくなってしまい、思い切って辞めました。先のことは何も考えていなかったけど、たまたまそこにフリーランスという働き方があって。建前上では顧客を連れて行くことは出来ないけど、たまたまSNSという便利なツールがあったおかげで、お客さまとも繋がれたという感じです。時代に助けられたというか(笑)。
難波:私もほんの一瞬辞めようかなと思ったことはあります。27歳くらいの頃、一旦現状に満足してしまって、このままで良いのかな…と悩んだ時期でした。けれど、動く方のリスクを考えてしまいましたね。こう見えても慎重なんです(笑)
水戸:難波さんが副店長になったのは、どんな流れだったの?
難波:長く働いていた先輩が辞めてしまったので、自動的に回ってきたという感じです(笑)。覚悟はしていました。それまでも肩書きは無くともお店のことや会社のこと、後輩の育成には積極的に取り組んでいましたし。役職がついたことで仕事量が急に増えたというよりは。お客さまからの見られ方が変わりましたね! 居心地が良いというのはあるけど、居ればそれだけ課題も出てくるので、それをクリアしていくという楽しさはあります。
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