「くびれボブ」で月間350人超の大人世代を魅了。JEWIL代表・佐藤優真が見つけた技術革新と、多様で現実的なサロンマネジメント成功法則

 

同僚と独立。SMAJで伊藤佑記(ALBUM)と出会う

 

僕が25〜26歳の頃に、お店が集客サイトを使うようになったんです。そこから尋常じゃないくらい撮影を重ねて写真を投稿していましたけど、それでも当初はランキングの上位が取れなくて苦戦していました。ですが、時間の経過と共に集客サイトの攻略も熟知し、新規がどんどん入るようになっていきましたね。そして2013年に、同僚だった吉村大輔(JEWIL代表取締役)と渋谷にフランチャイズ店を出すことになったんです。5年後には完全独立できるという段取りだったので、一緒にお店をやろうと。

 

 

そこからは、とにかく自分の技術力でネームバリューを上げる必要性を感じて、コンテストへの参加を意識するようになりました。30歳目前のときに日本一の美容師とサロンモデルを決めるキャッチーなコンテスト(SMAJ/ Salon Model Award Japan)に挑戦。結果は準優勝でした。いまだに「あの時の優真さんですよね」と言っていただけるので、かなり注目されていたコンテストだったんだなと思います。

 

同世代の伊藤佑記くん(現ALBUMディレクター)とも、コンテストを通じて知り合って仲良くなったんですよ。彼は当時、関西で活躍していて、月500万を売り上げているという話を聞いたときは衝撃でしたね。今でこそ1000万プレイヤーがいますけど、あの頃の僕の感覚では300〜400万がカリスマゾーン。自分は250〜260万だったので、20代でその売上ならいいよねくらいに思っていたのに、「500?どういうこと!?」って(笑)。それを機にもう一段上に行きたいなと思うようになったので、あのときに伊藤くんと出会えたのはターニングポイントだったなと思います。彼が持っている、周りの覇気を上げていく力とか、人間性にも刺激をもらいました。

 

 

6年前に晴れて完全独立して『JEWIL』として心機一転のスタートを切りましたが、ありがたいことにたくさんのお客さまが来店してくれて、去年は2店舗目となる原宿店もオープンできました。改めて、社長の吉村との出会いには感謝しています。めちゃめちゃ憧れていた有名店からもオファーをいただいたことがあったんです。でも、自分のことを本気で求めてくれている人は誰だろう?と考えたときに、絶対的に吉村だったんですよね。それくらい彼は僕のことを考えてくれているし、大事にしてくれています。本当に僕は恵まれているなと思うんですよ。

 

 

「くびれボブ」爆誕。失客にもめげず、やり続けた

 

 

今でこそInstagramのフォロワーは増えましたが、僕はもともとSNSが苦手でした。顧客さまに30〜40万人のフォロワーをもつインフルエンサーが数人いて、その方たちが僕がつくるボブを宣伝してくれていたので、ずっと甘んじていて、自分がSNSをやる必要性を感じていなかったんですよね。でも前職の後輩たちと飲みに行くたびに「自分から発信しないとダメですよ」と言われ続けていて(笑)、そんなに言われるならやらなきゃな…という感じで始めたんです。SNSに本腰を入れるようになったのは、そこからです。

 

毎月100人以上の新規がボブで来店してくれていたこともあり、最初は「ストレートボブ」や「外はねボブ」の投稿をしていました。当時はまだフォロワーが5000〜6000人の頃です。SNS上ではボブというキーワードが溢れかえっていたので、「この領域では勝てない」と、シフトチェンジ。たまたま目に入った「くびれボブ」というキーワードに惹かれて、これはイケると思ったんです。そこから「くびれボブ」を発信するようになりました。

 

 

>50代〜60代に大バズり。来年3店舗目を出店予定

 

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