【カリスマ登場】吉田潤が北千住から吠える!伝統×革新の両輪で進む『ISM』の流儀とギャル文化の立役者の主張(前編)

 

日本中を沸かせた「あゆショート」をはじめ、「ミルクティカラー」「ガンメッシュ」など数多くのスタイルを発案したISM代表・吉田潤さんは、ギャル文化の立役者でありながら、日本髪の講師としても第一線で活躍しています。下町・北千住に1店舗目を構えてから24年。4月には青山店を移転し、今月末には北千住の新店舗オープンも控えるという多忙な中、隙間時間をいただいてインタビューが実現。熱狂的に愛され続ける『ISM』の魅力を、前編・後編で紐解きます!

 


 

美容室の裏激戦区で、愛され続ける理由。

 

おかげさまで、今年は『ISM』をスタートさせて24年目になります。20年続けられる美容室は全体の0.3%といわれていますから、1000軒あったら生き残れるのは3軒しかないわけです。そう考えると、改めて感慨深いですね。ここ北千住は下町ですが、美容室が多くて“裏激戦区”といえるエリアなので、その中で続けてこられたのは、僕たちがプロの美容師としての仕事を妥協なく全うしてきたからではないかなと思っています。

 

 

今、美容業界は時代に大きく揺さぶられていますよね。面貸しサロンが増え、ひとつの技術のみで勝負する美容師がたくさん生まれて、いい意味で若い子たちが早くから活躍できる時代になっています。でも、大きく揺れている振り子というのは、いつか戻ってくると思うんですね。そのときに生き残ることができる鍵は、僕は絶対的な技術だけだと思っています。

 

 

『ISM』はギャルサロンだと思われていますけど、実は僕たちがメーカーさんから受けているセミナーの8割は「日本髪」です。うちは美容師としての伝統技術をひととおり教えるので、あまり公にはしていませんが、デビューもかなりハードルが高いサロンなんですよ。こんなことを言うと、採用に影響するかもしれませんね(笑)。ですが、うちのスタイリストは全員、現場でどんなスタイルをリクエストされても対応できる力を持っています。例えば、「あの子をボブマーリーにして」とか、「明日のジョーみたいにして」と言われても、すぐに作れるんですよ。スピードも早いですし、着付けもできます。

 

 

うちの採用は、新卒が基本です。僕は親御さまからお子さまを預かっている以上、腕にしっかりと技術をつけてお返ししたいと思っているんですね。美容学校の高い授業料を出してもらったわけですから。常に最高の技術を持っているのがプロですから、デビュー後も抜き打ちチェックをするなどして、プロ意識をアップデートするようにしています。

 

>実力があるなら、どんどん超えてほしい。

 

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