【iki・みつゆ】が注目する「ワンホンヘア」を紐解けば、次のトレンドが見えてくる!韓国カルチャー最前線を追いかけながらも、ワンホンに熱い視線を注ぐワケ
感度の高い韓国通のお客さまと、情報交換も
――いち早くトレンドを見つけて、サロンでどのように落とし込んでいるんでしょうか?
渋谷のサロンにいた頃は、「韓国で流行っている新しいヘアスタイルがあるんだけど、どう?」という感じで提案していました。その写真をインスタに載せて、それを見た韓国好きのお客さまが来店してくださるという流れですね。その頃に来てくれた方はかなり感度が高いと思うんですが、今もずっと来てくれています。情報を浅く広く知っていれば、韓国通のお客さまが細かく教えてくださることもありますし、僕も自分が好きなアイドルの情報はしっかり入れておいて、綺麗にさせていただきながら趣味の共有をしてますね。
韓国は美容大国ですけど、髪に関しては昔から日本の方が意識が高いんですよ。というのも、日本人は髪を自分でアイロンを使って巻きますが、韓国はそういう文化が浸透していなくて、デジタルパーマが主流なんですね。カラーもしていない人が多かったですし、していても根元が伸びていたり。以前は、韓国の美容師さんたちが「ヘアカラー技術を教えてください」と日本へ来ていたんですよ。僕がハイトーンばかりやっていた頃も、よく韓国からの美容師さんが来てました。
今はかなり現地の美容師の技術やクオリティが上がって、ブリーチがうまい人も増えました。加えてパーマもできて、髪への美意識が格段と上がってきていると思います。去年、韓国人美容師との交流会に参加させていただいたときも、韓国のヘア技術の進化に驚きました。僕よりずっと若い世代の韓国人美容師たちがインフルエンサーとして活躍しているし、技術力も上がっていました。韓国のエンタメ業界自体も世界的に注目されていますから、エンタメと密接につながる韓国美容や、韓国ファッションも伸びてきています。
――韓国の美容業界が、急激に飛躍しているということですね。現地のヘアサロンは、日本と違ってメイクもできるとか。
トータルビューティを打ち出しているサロンでは、たくさんブースがあって、韓国ならではのメイクや眉アートなどをしてくれます。最近は「これぞ、韓国の美容室」みたいなサロンが増えてきましたね。中にはアフタヌーンティが出るところもあって、今度そこに行きたいなと思ってるんですよ(笑)。