【iki・みつゆ】が注目する「ワンホンヘア」を紐解けば、次のトレンドが見えてくる!韓国カルチャー最前線を追いかけながらも、ワンホンに熱い視線を注ぐワケ
誰よりも早く、「韓国ヘア」に振り切れた理由
――みつゆさんは、ものすごく早い時期から「韓国ヘア」を打ち出してましたよね。
渋谷のサロンにいたときからなので、8年前くらいにスタートしました。当時、韓国ヘアを打ち出していたのは、周りで僕だけでしたね。なぜ韓国ヘア?という感じでめちゃくちゃ反感買いましたが、何かを打ち出すなら誰よりも早い時期からやらないと、生き残れないですからね。この8年間は常にアンテナを張って、時代に合わせて発信も工夫しながら変えてきました。
なぜ韓国ヘアに振り切ったかというと、打ち出しに悩んでたどり着いた結果です。ギャルトレンドがまだ残っていた時代ですが、そろそろ古いな…と感じてきていて。それで、自分の好きなことって何だろう?と考えたときに、僕にとっての好きな対象が韓国美容でした。あとK-POPのアイドルがずっと好きだったんですね。その頃のK-POPアイドルたちはハイトーンをしていたので、「よし、これだ」と。なので、その時代のインスタにはハイトーンばかり投稿していました。その次はインナーカラー、そしてレイヤーカットに切り替えたりと、その時のトレンドに振り切って発信していたんです。
――トレンドをスピーディに落とし込んでいく感度がすごいと思うのですが、情報はどのように得ていますか?
昔はインスタやXで探しても情報がなかったので、自分の推しアイドルの情報をひたすら検索して調べまくりましたね。睡眠時間を削ってずっと調べてましたけど、そういう作業がもともと嫌いではなくて。今は”韓国界隈”という情報源があるので、自分が知っている情報から深掘りしていく形で調べています。韓国カルチャーに詳しい人たちも増えてきたので、外部で情報交換したりもしますね。もちろん、定期的に韓国にも行きます。
そもそもトレンドというのは、アメリカのL.A.発だったり、セレブ層やトップアイドルが身につけたことで流行ることもあるので、そこもアンテナを張り続けています。着ている服の画像検索をかけて、見つからなかったらいろんなところに検索をかけて探すんです。ブランド名が分かったら、そこからまたいろいろ飛んで、情報を得ていく感じですね。