ZACC髙橋和義さんの“一番古い”お客さまー余分な力を入れず自然体でいられる関係
尽きることのない探究心で、常にベストな提案をしてくれるーお客さまから見た髙橋さん
初めて髙橋さんにカットをしてもらってから、今までマンネリを感じたことはありません。それは髙橋さんが常に探究心を持ってお仕事をされているから。髙橋さんは、サロンづくりにしても商品開発にしても、よりよいものを目指して進化し続けている方。髙橋さんの仕事に対する姿勢が他のスタッフさんにも行き届いていて、みんな髙橋さんの背中を見て育っていくんです。それをずっと見てきているから、これからもZACCへの信頼が変わることはありません。
私自身、美容に関しては20代と比べ今は自分のペースで無理なく取り入れていますが、髪の美しさを保っていられるのはZACCのカットやパーマ、そしてホームケアがあるから。20代のころに求めていた馬の尻尾のようにまっすぐなストレートから、今は自然なストレートへ移行しました。髙橋さんはそうやって常に今の私を見てベストなものを提案してくださる。そういう信頼感の積み重ねが長年の関係性に繋がっているのだと思います。
これからもこちらが何も言わずとも、常に新しくいい技術や商品を提供し続けてくれるんだろうなと思っています。だから「髙橋さんがいなくなってしまったらどうしよう」って本当に心配です(笑)。
長く続く信頼関係の築き方を教えていただいたー髙橋さんから見たお客さま
鈴木さんはZACCと深く関わってくださっているお客さま。彼女はアシスタントとも近い距離で接してくださっています。若い子でもシャンプーが上手いと指名してくれたり、ヘッドスパを任せていただいたりと、スタッフを育ててくれるんです。僕も鈴木さんとお付き合いする中で、「長く通ってもらうための信頼関係を、お客さまとどう築いていくか」ということを実践で学ばせていただいています。
それに鈴木さんとは自然体でいることができる。定期的に会っていると地続きの関係というか「久しぶり」とか「また元気で」みたいな言葉がないので、気を張ったり、余分な力を入れたりせず会話の中に自然と悩みや本音が出てくるんです。
鈴木さんは、ふと時間ができると旅行に行ったり、その思い出を残すために写真をはじめたり、興味のあることは積極的に行動される女性。僕も写真を撮るのでフォトショップの使い方などを聞かれたりもするんですが、鈴木さんは一つのことにハマると深いんですよ。そういう面でもお互い気が合っています。
- プロフィール
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ZACC
オーナー/髙橋和義(たかはしかずよし)
東京都出身。1988年にZACCをオープン。サロンワークでは多くのゲストを迎える中でタレントや著名人も多数来店。CM・写真集等のヘアメイクを担当し、セミナーやショーを国内外で行う。また早くからサロンオリジナル商品の開発も手がけるなど、日本美容界のトップランナーとして活躍。
(取材・文/若月美沙 撮影/河合信幸)
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