Cura 木藤由二さんの“一番古い”お客さま-通じ合ったその先に、本当の特別な関係づくりが待っている

 

第一線で活躍し続ける美容師さんに古くからのお客さまをご紹介いただく、シリーズ「一番古いお客さま」。Curaの木藤由二(きとうゆうじ)さんがご紹介してくださったのは、ショートバングがとてもお似合いの美術史家のお客さま。口を揃えて「波長が合う」と言う2人の、ヘアスタイルの決め方とは?

 


 

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金沢百枝さん

 

お客さま歴:20年程度

職業:美術史家

 

木藤さんが前サロンに勤めていたころに、先輩から引き継いだお客さま。

これまでミディアムヘアからベリーショートまで

さまざまなヘアスタイルを楽しみ、

今のライフスタイルに合った、ショートバングのボブスタイルが定番に。

2週間に1回、前髪カットで来店するほど

まめに来店してくださるお客さま。

 

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通じ合うヘアスタイルへの想い。特別な日の直前には必ず来店

 

金沢さん:木藤さんに切ってもらうようになって、かなり早い段階からヘアスタイルのリクエストをしなくなりましたよね。サロンに行ったら「ふーん」って少し眺められて、「切ろっか!」と言われたり、「今の感じいいね」と言われたりする感じです。

 

木藤:金沢さんはそのときの気分がムードとして出やすいタイプだと感じています。言葉の使い方も独特だけれど、僕にはすっと入ってくるんです。だからたくさん話さなくても、求められていることがわかるんですよね。

 

金沢さん:確かに疲れていたら全身で「疲れてます!」って語っているかも(笑)。

 

木藤:そもそもお互いの波長が合っているな、と僕は感じているんだけど、金沢さんはどう?

 

金沢さん:それは私も感じています。お互い無理がない関係ですよね。会話が盛り上がるときは自然に盛り上がるし、放っておいてほしいときは放っておいてくれるし。でも木藤さん、すごく毒舌ですよね!

 

木藤:え! 何かひどい毒舌を言いました?

 

金沢さん:ひどいことは言わないけれど、「似合わない」というのをはっきり言う人だなと感じています。でも、だからこそ信頼がおけるし、好きなんですけどね。

 

 

木藤:担当させていただいてから伸ばしたり、ベリーショートにしたりと、いろいろな髪型をしましたよね。最近は今の髪型が定番。お仕事柄、トークイベントに出られたり取材を受けたり、人前に出ることが増えたようなので、ショートバングをポイントにして印象的に見えるようにと思って切らせていただいています。

 

金沢さん:特別なイベントの直前には絶対にCuraにきて、木藤さんに髪も眉も整えてもらっていますもんね。

 

木藤:金沢さんに限らずですが、ヘアスタイルを通してお客さまの外見的な部分の不安要素をなくすことで、仕事にもっと集中できたり、自信を持ってステージに立てたりするんじゃないかと考えています。金沢さんもそれを大事にしてくださっているから、すごくうれしいんですよ。

 

金沢さん:出会ったばかりのころに、「何年も美容室にこない人はもったいない」ってすごく力説されていましたもんね。

 

木藤:そんなこと覚えているんですか!? でもそれは今も変わらずに思っています。たとえ髪型を変えなくても、整えるだけでも気分が変わるし、楽しいのになって。

 

金沢さん:私もそれを実感しているから、2週間に1回、前髪カットと眉カットでくるのが習慣になっているんだと思います。これからもまめに通い続けるのでよろしくお願いしますね。

 

 

>お客さまから見た木藤さんはどんな人?

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