サロンに藁小屋? 英香さんのセンスが溢れすぎるHOUNE(ホウネ)が中目黒にオープン。新店舗に込めた想いと、英香さんの現在地

藁を使った超独創的な内装は、「包む」+「une」から着想を得たアイデア

 

 

HOUNEの店名の由来になった「包む」という言葉を調べてみたら、どうやら日本で最初に包む素材に使われたのは藁らしいんです。なので、内装に藁を使うことに決めました。それから、やっぱり欠かせないのは個室ですね。uneを作るときにも、お子さま連れのお客さまが周りの目を気にせずに来店しやすいよう個室を作ることは決めていましたが、HOUNEも個室ありきで内装を考えました。

そういうアイデアを考えたり、インテリアに使う素材を集めたりするのは得意分野なので、パッと決められるんですよ。uneもHOUNEも、内装はすべて私が提案、デザインする形で進めました。昔から美容室っぽくない美容室に憧れがあったので、入口にレトロなゲーム機を置いてみたり、受付のカウンターも美容室らしくない作りにしたりと、ちょっとシュールに見えるように作っています。藁で作った小屋(=個室)もそうですが、お客さまを驚かせたい! という気持ちが常にありますね。

 

 

そして、HOUNEでもう一つやりたかったことはヘッドスパだけのメニューを作ることです。「美容室は髪を切るところ」と思うと、どうしても敷居が高くなりがちなので、髪を切らなくても気軽に来店してもらえるようなメニューを作りたかったんです。癒やしを求めているお客さまも多いと感じるので、専門のスタッフも置いて、満を持してスタートさせます。

 

それぞれのお店のスタッフの割り振りは、当人たちと相談しながら決めました。現在の計画では、私は1年のうち9カ月をHOUNEで、残りの3カ月はuneでサロンワークをするつもりです。

 

 

なので、uneには私よりも先輩で、しっかりサロンやスタッフに目を行き届かせてくれる人材や安定感のあるスタイリストを、HOUNEにはデビューが近いアシスタントや、私が売り出したいと考えているスタイリストを配置しています。アシスタントは、デビューすると撮影に同行させることができなくなってしまうので、その前に経験を積んでほしいな、という思いから私と一緒にHOUNEに来てもらいました。

 

>美容師が時として味わう歯がゆさを払拭していきたい

 

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