どれだけ大変!? 美容師の本気の保活vol.2 ―「保活」乗り越えたママ美容師たちの生の声
女性美容師や、美容師夫婦にとって気になる問題、「保活」。有名ママ美容師たちに保活事情をアンケートしたvol.1に続き、vol.2となる今回はママ美容師たちの保活体験を聞きとり調査! 実際の体験から、都市伝説レベルの噂まで、保活の実態に迫ります。
厚生労働省の発表では全国の待機児童数は、2016年4月1日時点で2万4,185人、年度途中の10月1日時点では4万7,738人。今年2017年は待機児童のピークと言われていますから、もっと増えているのかもしれません。いずれにしろ4万人以上ものママたちが仕事に復帰したくてもできない状況に置かれているのです。いつか子どもをと考えているのなら、今から「保活」事情を知っておくことをおすすめします!
園見学から始まる「保活」。いつから始めたらいいの?
保育園への入園は年度途中でも定員数に空きがあれば入園できます。とはいえやはり一番募集人数が多いのは、年度はじめの4月。認可保育園への4月入園の場合、12月~1月に各自治体で申し込み受け付けが始まります。認可外の場合は各園で申し込みを受けているため、希望の園のスケジュールを自分でチェックする必要があります。
まずは各自治体に書類を取りに行くことと、どの園を希望するか決めるために園に見学に行くこと。そこから保活を始めましょう。それでは先輩ママ美容師たちの経験談とともに、保活の始め方を見ていきましょう。
“生まれたら忙しくなるので、産休に入ってすぐ、妊娠中に園の見学にまわりました”
大きなお腹を抱えての見学も大変ですが、赤ちゃんが生まれてからよりはまだ動きやすいはず。産休に入ったら出産準備とともに、保活もスタートさせるのが良さそうです。中にはこんなつわものも……。
“認可外の保育園だと思いますが、出産前に申し込みをしたという話も聞いたことがあります”
ちなみに保育園の見学数は3園程度と答えた人が多かったものの、20園以上も見に行ったという人も!
0歳児? 1歳児? 入園時期も悩みどころ
お客さまのことを思うとできるだけ早く復帰したいけれど、子どもとの時間も大切にしたい。復帰時期、入園時期も大きな悩みとなりそうです。
“年度途中の入園をねらったのですが、2回応募して2回とも落ちてしまいました”
“1歳児より0歳児のほうが競争率が低いので、保育園に絶対に入れたいのなら0歳児からがいいと思います。うちは8月生まれだったのですが、4月入園に合わせて離乳食を食べられるようにしたりと逆算して準備を進めました”
“1人目の子どもだったのでできるだけ一緒にいたくて、育休をフルに使うつもりで1歳児から入園を希望したのですが、結果落ちてしまって……。無理をしても0歳児で預け始めたほうが良かったのかも!”
保育園に入園したらすぐに仕事復帰できると思ったら、こんな落とし穴も。
“4月入園で受かって4月から仕事復帰と思っていたら、4月はプレ保育の時期で2時間くらいで迎えにいかないといけないと直前に知ってびっくり! 結局、復帰は5月からになりました”
受かったらその保育園のさまざまな条件をしっかり調べて、復帰に備えたいものです。たとえば仕事が休みだと子どもを預けられない園もあれば、休みでも預けなければいけない園もあるなど、園によって条件が異なります。
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