体の冷え、ダルさ、食欲不振を解消! ヘルスケアへの意識が高い美容師さんに聞いた、今日から取り入れられる「夏バテ対策」
1日中、空調の効いた室内で過ごす美容師にとって、夏バテは大敵! 冷房による冷えや室内外の寒暖差は、体だけでなく自律神経にもダメージを与えると言われています。気温が上がるにつれ、「体がダルい」「食欲が出ない」「寝つきが悪い」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日ごろから健康への感度の高い3人の美容師さんに取材を実施。営業中に行っている対策と、自宅で行っている対策をお伺いしました!
<目次>
>自己管理はプロフェッショナルへの第一歩。適度な運動と水分補給が最高のパフォーマンスを支える「夏バテ対策」−1%er professional 中嶋一嘉さん
>水分補給はマイボトルで。自分の体だけでなく地球にもやさしいサスティナブルな「夏バテ対策」−whyte 中山日菜乃さん
>筋トレで1年中いつでも不調知らず! 夏バテとは無縁、筋肉美容師の「夏バテ対策」−air 金丸佳右さん
自己管理はプロフェッショナルへの第一歩。適度な運動と水分補給が最高のパフォーマンスを支える「夏バテ対策」−1%er professional 中嶋一嘉さん
Q.どんなときに夏バテしているなと感じますか?
サロンワーク中は仕事が楽しく、特に夏バテを感じることはありませんが、通勤や帰宅の途中に体のダルさや足の重さに気付きます。また、仕事が忙しくなってくると水分補給ができず、よく足をつりそうになることがあります。
Q.サロンでしている夏バテ対策を教えてください
喉が渇いていなくても水分補給をするように心がけています。体内の水分バランスが崩れると、体温調整がうまくできなくなり、体の不調につながるんです。夏バテだけでなく、熱中症対策としても水分補給は重要。熱中症は、喉が乾いていないと思っているときが1番危なく、適温に設定された室内でも起こることなので、まめに水分補給をすることが大切です。
水分補給は常温で、1日の水分摂取量は、1.5リットルを目標にしています。ただし、冷たすぎる飲み物はNG。体が冷えると内臓機能が低下するため、体の動きが悪くなり、パフォーマンスが低下する原因にもなります。また、飲むものにも注意が必要です。スポーツドリンクは糖分が含まれているため、基本的には水を飲んでいます。アミノ酸系ドリンクは、体力補強にもなるので特におすすめですよ。
あとは、サロン内はお客さまに合わせて温度調節をしているため、体温管理も大切です。自分は、身軽な服装にして、汗をかいたとき用に着替えを準備しています。涼しくなるインナーを着ることも1つの方法だと思います。
ただ、対策をしていても足をつりそうになったり、ダルさを感じたりするときがあるので、そのときは病院で処方された漢方薬を飲んだり、自宅に帰ってからケアをするようにしています。
Q.自宅でしている夏バテ対策を教えてください
美容師は体力はもちろん、精神力も大切です。そのため、自宅では筋トレや朝晩のストレッチ、水分補給、食事などに気を遣い、日々のパフォーマンスが落ちるようなことがないよう細心の注意を払っています。
筋トレは、毎日違う部位を帰宅後30分から1時間ほど行います。30年以上空手を続けていることもあり、空手の型もトレーニングに取り入れています。
ストレッチは、入浴後に20分ほど。ストレッチポールを使い、疲労が多い足回りを重点的に、ふくらはぎや太もも、背中などをほぐします。その後、一般的なストレッチで全身を伸ばしています。
食事は、朝にフルーツを食べてビタミンCを取るのが日課です。ビタミンCは、血管や骨などを正常に保ち、ストレスや病気に対する抵抗力や免疫力をアップさせます。抗酸化作用もあるので、がんや動脈硬化の予防やアンチエイジングにもピッタリです。
また、営業中と同様に水分補給も大切。水分が足りないと体や筋肉の柔軟性がなくなり可動範囲が狭くなったり、筋肉の収縮がなくなったりして、運動機能が低下してしまうため、経口補水液で補給しています。
- プロフィール
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1%er professional
オーナースタイリスト/中嶋一嘉(なかじま かずよし)
東京都出身。東京マックス美容専門学校卒業。「美容と経営」「プレッピー」「コアフュールド パリ」など多くの業界専門誌に特集記事が掲載されている。その他、TVCF、映画、舞台、ステージ、ヘアーショーなどのヘアメイクやコンテスト審査員、業界セミナー、全国講演会、またその指導も行う。2013年に自分が死ぬまでの残りの人生を強く意識し、社会に貢献するために事業を起こすことを決意。コーディネートサロン『1%er professional 』を立ち上げる。