今や美容師にもさまざまな働き方があります。正社員・パート・業務委託・面貸し・そして“派遣美容師”という働き方。今回は派遣で働くスタイリストの道本沙也佳さんと彼女を担当する美容師派遣コーディネーターの江口さんに、派遣美容師として働く理由、メリット・デメリット、楽しく働くコツなどを聞いてみました。

スタイリストとして派遣という選択！

－派遣美容師として働き始めたきっかけは？

江口さん：道本さんがQJキャスティング（美容師派遣サービス）の登録に来てくれたきっかけは友達の紹介ですよね？

道本さん：カナダで美容師として働いていたときに知り合った友達が、以前こちら（QJキャスティング）で美容師派遣をしていて、日本に帰るならここで派遣をするのがいいよということで紹介してもらいました。もうひとりカナダで知り合った別の友達もこちらで派遣美容師として働いていて、偶然にもみんな担当は江口さんだったんです。

江口さん：そうなんです、3人とも知っているという（笑）。覚えていてもらえてうれしいです。

－カナダで美容師をしていたのですか？

道本さん：もともと大学で英語の勉強をしていたのですが、両親が美容師ということもあり、美容師の道に進みました。数年働いているうちにやっぱり英語の勉強がしたくなって、ワーキングホリデーでカナダに渡航したのですが、その後運よくワークビザが取れて、合計3年半カナダで美容師をしました。

ただ、そのときに語学の勉強やサロンでの仕事っぷりが不完全燃焼だったので、もう一度カナダに行くことに決め、それまでの間ということで美容師派遣を利用しています。（取材時点で約5ヶ月利用）

美容師派遣メリット・デメリット！？

－実際美容師派遣を利用してみてどんなところがよかったですか？

道本さん：とにかく働く日にち・勤務時間の融通がきくのが一番いいですね。
他の仕事もしてみたかったりもするので、空いている日にだけ仕事をいれたりできるのはとても助かっています。
あとは、働いてみるまでは自分にそのサロンが合うかどうかわからないけれど、派遣の場合は働いたサロンが自分と合わなければ、期限で終了してしまえばいいし、逆に合うところがみつかったら、そのまま延長ってこともできるので。

－逆にこれはいやだっだということは？

道本さん：派遣先の店長さんがやる気がなくて、腹が立ったことがありました。「パートや派遣ががんばっているのに何をそんなにのんびりしているの？」と。でもそのうちに周りの人とは仲よくなって学ぶこともいろいろありました。

江口さん：道本さんのようにサロンスタッフさんとの悩み相談は少なくないですね。派遣スタッフさんとサロンさん共に、お互いが勘違いしているケースもありますし、双方の意見を伺って解決に努めています。

せっかく登録いただいたのに「派遣ってイヤだな」とは思って欲しくないですしね。ミスマッチになったときほど「次こそは絶対にベストマッチを！」と無意識に動いています。
また、いただいた感想はよい悪いにかかわらずデータとしてストックしていますね。次にマッチングする派遣スタッフさんのためにも重要な情報源なんです。

＞派遣美容師とコーディネーターの実際のやりとりは？