GARDEN”本丸”の太田ヒロト、中途入社組が革新するニューリーダー像。ベテランと若手が共存する表参道発祥の層厚サロンが長期視点で変革中!

 

「働き方改革」が叫ばれる今、美容業界も変わりつつあります。これまでの「当たり前」が、今後も通用するのか。これから、どのようにサロンを成長させていくのか。現場でのリーダーシップのあり方が問われる時代になりました。

ここで紹介する太田ヒロトさんは、2018年にアシスタントとして中途入社し、デビュー後2年弱で新店舗『GARDEN W.』の店長に抜擢されました。現在14店舗を展開して勢いのある『GARDEN』で、育てたアシスタントはトップレベルの売上を出すスタイリストへと成長し、驚くべき統率力を発揮しています。太田さんがモットーとするリーダー像にフォーカスしました。

 


 

専門学校は通信制。在学中からサロンで働き始める


今夏から『GARDEN W.』代表になりましたが、仕事の内容的には朝の会議が増えたくらいで、さほど変わっていません(笑)。ですが今後は見る範囲も広がっていくでしょうし、グループ全体を引っ張れる存在になりたいと思っています。僕はずっと結果だけを追いかけてきたタイプなので、会社が求める店長像とはちょっとズレるのかなと想像していたんですよ。管理職は向いてないだろうと。でも、いざ始めてみたらそんなこともなくて。大変ではありますけど、楽しんで取り組んでいます。

 

僕は23歳のときに中途で『GARDEN』に入社したんですが、それまでは海老名(神奈川)の地域密着型サロンで丸3年働いていました。名古屋出身で、専門学校は神奈川です。働きながら美容師免許を取得したかったので学校は通信制(3年制)だったんですね。それで最初の1年は父が経営する美容室で働き、そのあとは父が昔お世話になった海老名のサロンで働くことになったんです。


 

そこのオーナーはカットコンテストで日本一になった経歴があり、とにかくカッコいい人で顧客もいっぱいいました。当時は月売上300万で売れっ子というイメージをもっていましたが、オーナーはその数字をリアルに出していましたし、その存在感に刺激も受けました。「僕もオーナーみたいになるぞ」なんてデカいことを言っていましたが(笑)、実際にはたいして練習もせず、営業後に先輩と遊んでばかりで努力のカケラもないダメな奴でした。調子に乗っていたんですよね。

 

サロンの教育カリキュラムはすごくしっかりしていて、常に完璧を求められました。特に最初のシャンプーレッスンは1年かかるほど。手も荒れるし心も折れましたけど、おかげでシャンプーが得意になりました。また、1〜2年はワインディングのコンテスト出場が必須だったので、その練習に燃えた時期もありましたね。優勝までは届かなかったですが、関東6位になりました。そこから「売上目標300万、なんならその倍やりたい」と思ったときに、自分と同じ熱量の同僚がいなくて。その環境で自分が突き抜ける未来が想像できなくて、「だったら東京行こ」という感じで、浅はかに上京を決めたんですよ。





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