【初登場!佐藤康文】手取り3倍も当たり前の高還元・業務委託システムで飛躍! 高単価路線を突き進む名古屋ガレリアの超シンプル経営論

 

7年間の下積みを経てデビュー後も苦労が絶えず…業務委託に光を見出す

 

結局、4年くらいアシスタントを経験したので最初のサロンと合わせると7年間くらい下積みをしています。挫けそうな瞬間もいっぱいありましたが、コンテストに出て評価されること、技術を習得して成長を実感することが気持ちのよりどころでした。27歳でスタイリストデビューしましたが、そこからも集客には苦労しましたね。

 

でもあるとき気づいたんです。技術はそこそこだけれど喋りが得意な先輩と、技術にストイックだけれど無口な先輩をみていたとき、先に売れたのは前者でした。もともと僕も技術にこだわるタイプだったんですけれど、お客さまの悩みや要望をとにかく聞くスタイルに変更。ただ、集客スタイルはアナログで、マンションにチラシをまいたり、駅前で客ハンしたりしていましたね。だから、どれだけリピートと紹介を獲得するかに命をかけていました。

 

 

その後トップスタイリスト的な立場までいったものの、サロンの人間関係や仕事以外の揉め事が面倒くさくて、再び転職することに。先に辞めた先輩の誘いで、業務委託サロンに入りました。これが自分にピッタリで、みんな個人事業主だから煩わしい人間関係もありません。気の合う人同士で仲良くできればよかったんです。

 

しかも、僕の場合は入客数は減ったけれど、手取りは3倍になったんですよね。「休みも増えたし、練習をみなくてもいいし、こんな世界があるんだ…」と驚きました。サロンが予約サイトを使って集客をかけてくれていたので、フリーのお客さまもバンバンきていたんです。僕にとって最高の環境でした。

 

 

オーナーになって誓ったこと「自分が嫌だったことはやらせない!」

 

僕と同じくらいのタイミングで業務委託で働き始めた人たちが次第に独立し始めると、「地元の岐阜で独立しようかな…」という気持ちが芽生えてくるものです。オーナーに「岐阜に戻って出店しようと思います」と伝えると「地元に戻らずここでオーナーになったらいいやん」と言ってもらい、お店の権利を買うことになりました。それが、ガレリアの1店舗目です。

 

 

多分、そこで働いていたスタッフはオーナーが変わることを不安に感じたと思います。だから僕はスタッフに喜んでもらうことを最優先で経営することにしました。特に大切にしたのは、自分が勤めていたときに嫌だったことはさせないことと、自分が良いと感じた仕組みを取り入れていくことです。

 

もちろん、お給料があまりに低かったら誰だって嫌だと思いますし、人間関係もややこしいのは嫌ですよね。よくわからない理由で時間拘束されたくもありません。働くサロンの立地が良いほうが集客しやすいですし、せっかく働くなら綺麗な環境のほうがいい。

 

だから例えば、フロアは75坪にセット面は20、レセプションの周りもゆったりとしたつくりにするなど、生産性ばかり追求するのではなく、スタッフの満足度を優先しています。あとは、予約サイトは一番集客力のある高いプランを選んで、お客さまが集まりやすいようにしました。

 

 

>スタッフが定着し、口コミで入社が増える好循環を実現!

 

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