そんなことまで強みになるの!? 採用活動のプロが答えるみんなの疑問、「転職に強い美容師ってどんな人?」

オーナーは「こんな人が欲しい!」~正社員スタイリスト編~

 

 

──では、正社員のスタイリストの場合はどうでしょうか?

 

採用される方の共通点で言えば、実はアシスタントとスタイリストに大きな差はありません。オーナーは、「その人がどんな人なのか?」という人間性を見ている方が多いです。逆に言えば、技術面では問題が無くても、それ以外の部分がミスマッチだと不採用になってしまうこともあります。

そういった意味でも、同じサロンで2年以上働いていると「勢いで転職を考えたわけではないんだな」と判断されて、ポジティブな印象になりやすいですね。

 

──人間性以外で求められるものはなにかありますか?

 

売上があればベストですが、お客さまを連れて来られるかはまた別の問題ですし、そこまで重要視はされません。それ以上に見られているのは、今どんなサロンで働いているか。

客層や客単価、エリアなどが自分のサロンとマッチするのか?という視点でチェックしている場合が多いですね。

逆に言えば、今の勤務先サロンが、自分のアピールポイントになることもあるんです。なので、今の職場についても具体的に分析しておくといいと思います!

 

オーナーは「こんな人が欲しい!」~業務委託スタイリスト編~

 

 

──正社員と業務委託では、採用される人に違いはありますか?

 

業務委託のサロンはスピードなどの技術的なところが重視される分、正社員サロンに比べて採用される方の年齢の幅が広くなります。

合わせて、現時点で売上がなくても「売上を伸ばしたい」という気持ちがある人は積極的に採用されていきますよ。

 

それから、土日に働けるというのはだいぶ大きな強みになりますね!それくらい当たり前のことでは? と思う方もいるかもしれませんが、実はそんなことないんですよ。

週末にお店に出てくれるなら、短時間でもコアタイムにいてくれればOK! というサロンもあるくらい、オーナーさんが求めている人材なんです。

 

──自分では当たり前だと思っていることが、転職のときには強みになることがあるんですね。

 

そうなんです。面談に来る方の中にも、自分には明確な強みがないと悩まれている方がいますが、それは「偏りがない」とも捉えられる。強みは、転職した先で見つかっていくことの方が多いです。

サロン側には「育てよう」という気持ちがあるので、育ちたい、成長したいという気持ちがある人にチャンスがあると思いますよ。

 

最後に、どんなサロンでも共通して求められるのは「美容が好き」なこと。

美容師として働いたことがあるという強みをしっかり持って、新しい環境を一緒に探していきましょう!

 

>見つけた強みを活かして、自己PRを書いてみよう!

 

プロフィール
キャリアアドバイザー/渡部美沙妃

「リクエストQJエージェント」のキャリアアドバイザーとして、美容業界を専門に年間200名以上の美容師さんの就職をサポート中!

https://www.qj-agent.jp/

 

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