【FLEEK大城俊也】カラー理論を極めて客単価2倍超え!神戸から発信するツヤ髪デザインカラーが圧倒的に支持される理由
神戸市三宮を本拠地とするカラー特化型サロン『FLEEK(フリーク)』で代表を務めながら、デザインカラーの深い知見を武器にセミナー講師としても広く活躍している大城俊也(おおしろとしや)さん。現在は関西を代表するカラーリストの1人として知られていますが、下積み時代は8年と長く、傑出したカラーを創造するまでの道のりは決して順風満帆なものではなかったそう。好きだったカラーと真摯に向き合い、そこから導き出した独自のカラー理論を惜しみなく発信することで注目を集める大城さんに直撃。キャリア19年というこれまでの軌跡を辿りながら、現在の活動について聞きました。
10代に異業種から美容業界へ。独自のカラー理論を構築
――大城さんは、19歳から美容業界に入られたそうですね。
はい、10代から入りました。高校を卒業して運送会社で働いていたんですが、そこから地元の地域密着型サロンに入り、通信で美容師免許を取りました。最初はアルバイト感覚で働いていたんですけど、仕事が楽しくなってしまって(笑)。21歳になったときに神戸で一番有名なサロンを調べて、そこに転職しました。そこから6年間アシスタントだったので、下積みはトータルで8年間。長かったですね。
デビュー後は、そのサロンを辞めて業務委託サロンに移りました。低単価のサロンだったのでお客さまは集客をかけなくてもどんどん入り、マンツーマンで1日7〜8人担当していました。その頃からブリーチカラーをするのが好きだったので、数を重ねていくうちにどんどん知識がついていって。今ほどブリーチを求められる時代ではなかったですけど、当時としては多かった方かなと思います。
――カラーはその頃から好きだったんですか?
好きでしたね。カラーは数学的要素と似ているなと思っていて。必ず答えがありますし、そうなる理由も必ずある。だから僕の中で、カラーは理論さえ理解すれば一番簡単な施術だと思っています。髪質と履歴を見たときに”見極め”と”理論”がしっかり当てはまると、難しくないんですよ。何のカラー剤を使うかを議論している方がいますが、それは僕にとって問題ではなくて、それよりも頭のハチ上とハチ下の色の入り方が違うことだったり、暖色・寒色系でも色味の入り方が違うこと、削ぎが入っているのか入っていないのか、縮毛矯正毛が染まらないのはなぜかなど、一つひとつの理由と結果を繋げてきたことで、自分のカラー理論が構築できました。だから今でも何ひとつ困っていないんです。