【fifth堀雄大×内田佳佑】メンズヘアのカリスマ的人気の二人が語る!漢気リーダーの振る舞いとスタッフ教育
店販売上の話から、美容男子&ファッション男子の話へと展開!
—ところで、内田さんは技術売上だけでなく店販の売上もダントツですが、アシスタントの皆さんにはどのように指導されているんですか?
内田:スタッフには、お店で販売している商品を全てちゃんと使うように指導しています。でないとお客さまに説明できないですし、これは美容師としての仕事のひとつですから。経済的に買えない場合は、僕が買うからと。
堀:内田は、月200万くらい店販を売るんですよ!
内田:僕が実際に使っている商品で良さを実感しているから、それを伝えているだけなんです。お客さまは納得して使ってくれるし、再来したときにはアプローチしなくても必ず買ってくれます。10%オフのときは、まとめて購入してくれますし。
堀:内田は本当にすごい。
内田:僕はそもそも美容商品を使うのが好きですね。美容施術を受けるのも好きなんですよ。小顔矯正とか、最近はクリニックで肌のピーリングもしています。めちゃめちゃきれいになるんですよ。洗顔も、そのクリニックで購入しています。
堀:紹介してよ、行きたい(笑)。
内田:肌がきれいなのが、一番清潔感があってかっこよく見えると思っているんです。次は歯のホワイトニングをしようかなと。いろいろな美容を体験してみたくて。
—内田さんは美容男子なんですね!堀さんはファッション男子ですよね?
堀:そうですね。僕は子供の頃からファッションがずっと好きです。出身は東京なんですけど、中1のときに初めて原宿に友達と来て、ファッション性に感動して毎月通い始めたんですね。高校時代のバイト代は、すべて服に費やしました。自分に何が似合うのかを常に研究していましたし、美容師の仕事を頑張っている理由のひとつも服を買いたいからなんです。そもそもこの仕事を選んだのは、好きな服を着て働きたいと思ったからなので。
内田:そうだったんですか!
堀:そうだよ。だから、服が汚れるから営業着を着るというのは、僕にとっては理解できなくて。僕は10万円のトレーナーを着て働くし、汚れないようにきれいな仕事をしようとも思っています。
内田:雄大さん、本当にいつもかっこいいですよね。
堀:学生時代に、かっこいい人がいるサロンで働きたいと思っていたんですよ。だから僕がその存在にならないと、と思っていて。ロエベが好きなんですけど、理由は今のデザイナーが作る性別を超えたユニセックス思想の服が好きで。今は多様性の時代なので、そこに共感しています。パンツはアディダスのビンテージで、靴はスニーカーではなく、あえてきれいめなクラークスのワラビーを履いてきました。好きな服を着るとスイッチが入るんですよね。間違えて白Tとか着て来ちゃった日は、鏡に映る自分を見たくなくて本当に帰りたいです(笑)。
内田:最近は、ずっと眼鏡もかけていますよね。
堀:刈り上げが目に刺さるので(笑)。度も入っているんですけど、眼鏡をかけ始めたのはそれが理由ですね。今はファッション感覚で使ってますけど。
内田:刈り上げは目にきますよね。よけますけど。
堀:眼鏡すると楽ですよ。ちなみに今日の眼鏡はセリーヌで、レンズがグラデーションになっています。10本以上もっていて。みんなからよく言われるのが「めちゃくちゃ服買ってますよね、稼いでますもんね」と。でも、違うんですよ。着たい服があるから、稼いでいるんです。
—お二人の知られざるこだわりまで教えていただいて、本日はありがとうございました!
fifthグループ総店長
堀雄大(ほり ゆうだい)
1993年生まれ、東京都出身。日本美容専門学校夜間コース卒業後、2ヵ月のフリーター生活を経て、都内のサロンに就職。4年間の修行期間を経てジュニアスタイリストになるタイミングで『fifth』に転職。インスタやYouTubeで発信するヘアデザイン、自身のファッションやヘアスタイルが20代男子に支持されている。
Instagram:@hori_yudahi
『fifth TOKYO』店長/テクニカルディレクター
内田佳佑(うちだ けいすけ)
1995年生まれ、東京都出身。ハリウッド美容専門学校卒業後、都内1店舗を経て2019年『fifth』に入社。メンズパーマを徹底的に習得し、2022年8月にオープンした渋谷店の店長に抜擢される。そこでの初月売上はfifth史上最高の1200万超えをマーク。圧倒的な存在感でfifthを盛り上げるキーメンバーの一人。
Instagram:@keisuke__hair
(文/織田みゆき photo/松林真幸)
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