名ばかりの店長だった私の意識が変わった日—FAVORITE GARDEN 黒田沙織さんの「このサロンで働く理由」—

無印良品みたいに、誰にでもピッタリ合う美容師に

 


スタイリストになって2年目か3年目くらいの頃に、齋藤に「どんな美容師になりたい?」と聞かれたことがあるんですよね。それまでそんなこと考えたこともなくて、とっさに「きてくれた人が喜んでくれたらうれしいし、その人の生活の一部に入れてもらえたらいいな」と、答えたような気がします。

とっさに出た言葉だったけれど、今も気持ちは同じです。作品撮りをしたりコンテストに出たりもしていますが、一番なりたいのは無印良品みたいに誰にとってもぴったり合う美容師。

米子という土地柄、うちのサロンにはいろんな人がいらっしゃいます。美容室でリラックスしたい人もいれば、髪を切ってサッパリしたいという人もいます。ときには、とんがったヘアスタイルをしたい人も。そのすべての人に対応できて、みんなに「なんかいいな」って思ってもらえる美容師になりたいです。

店長としてはスタッフに美容師という仕事を通して、楽しく豊かな人生を送ってもらいたいですし、素敵な人になってもらいたい。辛いことも大変なこともあるけれど、それがあるから楽しいとも感じられると思うんですよね。その楽しいことを見つける手助けをしてあげられたらと思っています。

 

(取材・文/福田 真木子)

 

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