大人気YouTuber美容師ERIKOのメディア戦略！CMやTV出演、アパレル業界参戦などマルチに活躍する新時代の美容師像
活躍場所が広がっても美容師の仕事とお客さまは大切にしたい
アパレルを始めたのは、4年ほど前からです。友達の紹介で当初はメーカーさんとコラボ服を作っていたんですが、2年前にブランド化のお話をいただいたんです。ずっとブランドを作りたいと思っていたので、すごく嬉しかったです。もともとお洋服が好きで、「こんな服を着てみたいな」と考えたりしていたので、楽しみながら作らせていただいています。最初に作ったのは華奢見えするキャミワンピなんですが、こだわりの部分などの説明はYouTubeで細かく説明しているので、お客さまも見てくださってサロンに着用して来てくださいます。
私のお客さまは、20〜30代の女性がとても多いです。新規の方は「ERIKOさんみたいな髪型にしてください」と言ってくださる方だったり、「あか抜けたいです」という方が来てくれますね。それだけでも嬉しいですが、「ERIKOさんにやってもらうのが夢だったんです」とか、「やってもらって良かったです」という言葉をいただいたときは、この仕事をしていて本当に良かったなと感じます。結婚式に出席する方のアレンジリクエストも多いので、「終わったら、このまま新幹線で九州に行きます」という方も。ヘアアレンジのためだけに渋谷まで来てくださったんだなと思うと、もう「嬉しい」の一言に尽きますよね。
私はその方の頭の形や全体の雰囲気を見て「こういう感じが似合うな」というのが分かるので、どんな髪でも可愛くする自信はあります。今後もテレビのお仕事なども含めていろいろな仕事に挑戦していきたいと思っていますが、本業は美容師なので、そこはベースとして大事にしていきたいですね。アパレルも、本業のペースを崩さずにできる範囲でやっていくつもりです。これからはプライベートも充実させていきたい気持ちがあるので、出店予定は今のところはないですが、30代後半になったらそういう道もゆっくり考えようかなと思っています。
フリーランス美容師（SALOWIN 渋谷Suite店）・インフルエンサー
千葉県出身。東京ベルエポック美容専門学校を卒業後、都内1店舗を経て2019年夏からフリーランス。SNSのヘアアレンジ投稿がバズり、現時点でInstagram フォロワー数21.2万人、YouTubeチャンネル「ERIKO.ch」11.7万人（2023/9末）。ヘアメイクとしても活躍するほか、ウェブCM・TV番組の出演も。2021年秋より自身がディレクターを務めるアパレルブランド『emine（エミネ）』が始動。2022年・2023年カミカリスマGreaty受賞。
Instagram：@___er_5m
（文／織田みゆき photo／松林真幸）
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