大人気YouTuber美容師ERIKOのメディア戦略!CMやTV出演、アパレル業界参戦などマルチに活躍する新時代の美容師像
コロナ禍でYouTubeチャンネルを育て、仕事の幅も拡大!
インスタのフォロワー数が増えていくと、外部からお仕事の依頼がくるようになりました。現場のヘアメイクやウェブCMの出演オファー、商品監修など内容は多岐に渡っていたのですが、挑戦してみたいなと思っても勤務時間が長いのでなかなか時間が取れなくて。仕事の幅を広げていきたいという願望もあったので、自分でスケジュール調整ができるフリーランスになることにしたんです。
お店を退職する少し前(2019年春)に、YouTubeチャンネル『ERIKO ch.』を立ち上げました。最初はインスタと同じようにヘアアレンジの動画をあげて、フリーランスになってからも半年ほど同じように続けていましたが、新型コロナの緊急事態宣言で1ヵ月ほど自主的に休業して自宅にいたんですね。そのタイミングで本格的にやろうと思い、近くのショッピングセンターにカメラと三脚を買いに行きました。
動画編集の基礎的な部分は夫に教えてもらって、試行錯誤しながらとりあえずやってみるという感じでしたが、スマホで動画をいじっていたので編集の感覚はつかめていたように思います。投稿テーマもライフスタイル全般に広げ、インテリアやファッション、1日のルーティンなど私生活を公開していきました。そのたびに登録者が増え、そこから美容メーカーさんのお仕事をいただく機会も多くなり、仕事の幅がグンと広がっていきましたね。
YouTubeでは流暢に話しているので「話すのが得意だよね?」とよく聞かれるんですが、実際は撮影中に言葉に詰まったり噛んだりしていて、編集でうまく繋げているんですよ(笑)。最近はテレビのお仕事もさせていただいているのですが、最初の頃は緊張のあまりセリフが全部飛んだこともありました。だんだんと現場に慣れてきましたが、会話はタイミングを掴むのが難しくて…。カンペがあっても芸人さんの流れる会話の中にうまく入り込めず、用意されたセリフを読めないという経験もしました。いろいろと勉強させていただいていますね。
> 活躍場所が広がっても美容師の仕事とお客さまは大切にしたい