美容師の「当たり前」を破壊し、「新しい在り方」を創造したい Bruder/後藤ユースケさん

Bruder「すべての人の理想を叶える場所」にしたい

 

 

多くの人は「美容師の働き方なんて簡単には変えられない」と思っている人が多いかもしれません。でも僕はこう考えます。

 

「モノゴトはたった一人の考えや工夫次第で、ガラリと変わる」と。

 

SNSが普及し、個人が影響力を高めたことにより、企業と人が直接やりとりすることも多くなりました。マスメディア中心の情報発信から、人から人へ。対話がコミュニケーションの中心だった江戸時代に戻ったイメージです。

 

一人の声が届きやすくなっているからこそ、会社任せではなく一人ひとりが自分の扱う商品やサービスをよくするための努力を継続すべきだと思います。一人の力は小さいかもしれないけれど、「世の中を動かすギア」になることだってあるんですよ。

 

 

Bruderはまだ小さなサロンですが「すべての人の理想を叶える場所」であり続けられるように、新たなヘアサロンの在り方を追求します。そして、人(美容師)と人(お客さま)がしっかりと向き合い、たくさんの人に幸せを届けられる「パーソナル美容師」を多く育てていくつもりです。

 

そのためにまずは所属する美容師一人ひとりがお客さまの情報や予約を管理できる仕組みをつくりました。勤務時間や定休日、値段設定も一人ひとり自由に決められます。ゆくゆくは365日24時間、自由に利用できるサロンにしたいです。使用する道具や薬剤も個人が自由に選ぶことができますし、もちろんサロン内に常備してあるものを使うこともできます。

 

また、僕はヘアサロンは美容師にとってのステージだと思っています。東京ドームや日本武道館がアーティストにとって最高の表現の場であるのと同じように、Bruderを美容師=アーティストが最大限に自分を表現できる場所にしたいのです。

 

その実現のためにも、いつも感謝の気持ちを決して忘れず、今、目の前にある物事に対してどれだけの「想像力」を膨らませられるか。その力こそが、いい世の中を作り出していくはずだと思っています。そんな想いを胸に抱きながら、これまでの美容師の「当たり前」を破壊し、「新しい在り方」を創造していきたいです。

 

 

プロフィール
Bruder
代表&パーソナル美容師/後藤ユースケ

茨城県出身。東京美容専門学校卒業。原宿の人気サロン2社を経てOCEAN TOKYOの立ち上げから参画。OCEAN TOKYO shibuyaの代表など、要職を経験したのちに30歳の節目で家業を手伝いながら自分だけの生き方を模索し、フリーランス美容師を経験。新たな美容師の在り方を創るという理念のもとBruderを立ち上げる。サロンワークのみならず、各種撮影やセミナー講師、テレビ出演などその活躍は多岐に渡る。

 

(文/外山 武史 撮影/菊池麻美)

 

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