美容師の「当たり前」を破壊し、「新しい在り方」を創造したい Bruder/後藤ユースケさん

たとえば、自分が作った野菜をサロンで売る…そんな生き方も素敵だと思った

 

 

美容師1年目のころから、いずれ独立すると思っていたので、お金がないときも数百円でもいいから未来のために貯金するようにしていました。そのため、開業資金の目処はついていましたが、自分の理想の環境をつくるために、あえて一度フリーランス美容師を経験しています。

 

正社員や会社の幹部として働いたことがありますが、フリーランスは未経験だったからです。独立するにあたり、まずは自分自身が様々な働き方を知っておく必要があると思っていました。

 

 

フリーランス美容師の中には、時短で働くママ美容師さんや美容師をしながら農業の手伝いをしている人など、いろいろな働き方を実現している人たちがいました。農業の手伝いをしている美容師さんは、野菜をヘアサロンでも売っているそうです。たくさんの人たちの働き方を知って素晴らしいと思ったし、人の人生は十人十色なのだから、自分がサロンを経営するのなら、誰もが輝けるステージをつくたいと強く願うようになりました。

 

そもそも僕は美容師になったばかりの頃から、一人ひとりがもっと自分らしく、自由に働けるはずだと感じていたんです。サロンワークの無駄や非効率な部分を減らしていけば時間が生まれるし、その時間で「やりたいこと」や「未来に向けた準備」ができます。だからこそ僕が、これまでのヘアサロンの常識を壊して、「理想を叶える場所」をつくる必要があると思いました。

 

再開発が進む渋谷で、新しい美容師像を再開発したい

 

 

Bruderという名前はドイツ語で兄弟という意味。兄弟のような温かい関係性をスタッフとお客さんで築き上げたいという思いで決めました。昔から僕は年功序列や上司や部下の上下関係に疑問を持っていました。年齢や経験が違ってもそれぞれ優れた点があるわけだから、誰でもリスペクトの対象だし、人間には上も下もなくていいと思うんですよね。従来の人間関係の「当たり前」も壊していきたいです。

 

 

物件の場所はずっと渋谷エリアがいいと考えていました。今まさに再開発が進んでいる破壊と創造の街だからです。2000年ごろ渋谷はビットバレーと言われ、IT企業が集まっていました。しかしながらオフィスが不足していたこともあり、新宿や六本木などへ企業が移っていましたが、再開発によって再びGoogleなどの有名IT企業が戻ってきています。これまで別々に機能していた商業施設も連携して、点で人を集めていた時代から、面で人を集める時代に変わりました。渋谷の再開発は、とにかくホットです。

 

 

もし同じような再開発が大阪や北海道で起こっていたら、僕はそこで出店したと思います。これまでの美容師の働き方を破壊し、新しく再開発したいと思っているからこその渋谷という選択。しかも、新築で渋谷、代官山、恵比寿からもアクセスがいい。新しいことを始める舞台にぴったりだと考えています。

 

>Bruderを「すべての人の理想を叶える場所」にしたい

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