美容界のスターたちが見ている「景色」は独立しなければ見られない ‐ONYX/KOUSEIさん‐

 

新型コロナウィルス感染予防のために東京が静まり返っていた5月8日、元SHACHU渋谷店長のKOUSEIさんが表参道に「ONYX」を立ち上げました。険しい船出にも関わらず初月から黒字で、6月は満席が続いています。SHACHUの看板プレイヤーの一人だったKOUSEIさんがなぜ独立したのか、独立の準備中はどんな心境だったのか、共同代表のTOMOYAさんと二人で答えてくれました。新型コロナウィルスの影響を受けて、夢を諦めそうになっている人にぜひ読んでいただきたいインタビューです。

 


 

美容師として、人として、上を目指すには独立が必要だった

 

 

KOUSEI:専門学校卒業後、大阪のヘアサロンで働いていた僕は、「有名美容師になりたい」という思いひとつで上京し、SHACHUに入りました。当時はまだSHACHUもほとんど無名でしたが、どんどん知名度がアップして僕の名前も多くの人に知ってもらえるようになったんです。

 

SHACHU で5年間働いたのですが、3年目までは全くと言っていいほど、独立する気はありませんでした。オーナーのみやちさんに「独立考えてないの?」と聞かれたときも「ないです」と答えていたんですよ。でも次第に、みやちさんやOCEAN TOKYOの高木さんたちの活躍を見ていて、僕も同じ景色を見てみたいと思うようになったんです。「独立しなければ、同じ視点に立てないんだろうな」って。

 

そして2019年の5月、当時は別のところで働いていた現ONYXの共同代表のTOMOYAと飲んでいるとき、意気投合したんです。

 

 

TOMOYA:ちょうどそのころ僕は経営について勉強をはじめたころでした。上京してから業務委託の経験が長かったから、「チームでデザインを作りだす力」に憧れていたんですよね。だから、SHACHUで実績を上げているKOUSEIは、パートナーとして願ってもないような存在。しかも、環境を整えてスターを生み出すサロンをつくりたいという方向性も同じだったんです。ちなみに、KOUSEIは最初に勤めたサロンの先輩でした。どんどん有名になっていく姿を見ていましたし、一緒に独立するならこれほど頼りになる人はいないと思いました。

 

 

KOUSEI:僕も1人で独立するのは無理なんじゃないかと思っていました。プレイヤーや教える立場としてはともかく、サロン経営をする自信はありませんでした。でも、TOMOYAとならやれるかもしれないと思ったんです。

 

>渋谷には物件ゼロ!  仕方なく表参道に出店

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