スタッフみんなが挑戦するための「スイッチ」を入れる場所をつくりたい ‐OLTA/後藤 泰さん‐
サロン名「OLTA」に込めた想い
サロン名の由来はオルタナティブ(新しいもの・代案などの意味)です。ただ、そのままだとちょっと過激な印象だったので、スペルに遊びも入れてOLTAにしました。名前からも普通とちょっと違う感じが伝わればなと。
以前のサロンで学んだことが、今のサロン経営に反映されていますが、全く同じではいけないと思っていたんですよね。もっと細分化して、もっと深掘りして、自分オリジナルのサロンにしたいと考えていました。だから、外に発信するよりも、まずOLTAの日々のサロンワークの中で、自分たちの個性を磨いていこうと思ったんです。
集客ツールは使わず、前のサロンでお世話になったお客さまとその紹介をもとに広げていきました。独立したことも公にしていなかったので、街でばったり出会った編集さんに「なんで独立したって言わないんだ!」って叱られたこともあります。それがきっかけで、雑誌の表紙の仕事をいただき、OLTAを知ってもらうきっかけの一つになりました。
僕はサロンの方針を押し付けるよりも、一人ひとりが自分らしい生き方や、働く目的を見つけて、情熱を燃やすことが大事だと考えています。
僕が少しでも早く1人前になりたいと思って、スイッチを押したのと同じように、みんなにもそれぞれのスイッチがあるはず。それを押すことで、美容師として、そして人としての魅力が増すんです。
だからこそ僕はノルマを課さないですし、みんなに好きなスタイルを極めて欲しいと思っています。