湘南暮らし、サーフィン、メリハリのある職場…本気で望めばすべて手に入る! −Arouse by afloat Sea side− 独立theory
働き方を湘南スタイルにシフト!仕事とプライベートのメリハリをつける
僕が代表になってからまず着手したのは、早番・遅番制の導入です。11時から19時だった店舗の営業時間を、9時から20時に変更し、早番は9時から18時、遅番は10時半から20時までの勤務としました。だから、早番のスタッフは18時には仕事が終わり、あとは自由。練習しても、飲みにいっても、海に入ってもOKです。
なぜ9時に営業開始するのかというと、都内と湘南では、お客さまの時間軸が違うから。具体的には、お子さんがいる主婦層のかたが多いので、子どもを幼稚園に送ったあとなど、早い時間帯のほうがサロンにきやすいんですよ。20時閉店にしたのは、学校帰りの学生さんや仕事帰りの旦那さまがきやすいようにするためです。売上をアップさせるために営業時間を延ばしましたが、早番・遅番制にすることにより、スタッフが働く時間はコンパクトになりました。
スタッフみんなが家族との時間を充実させられる環境づくりにも取り組んでいます。たとえば、僕はクリスマスを家族で楽しくすごしたいので、夜は仕事をしたくありません。なので、クリスマスイブの夜は仕事が終わったらフリーにしました。
もちろん、「クリスマスも休まずに練習したり、テストを受けたりしたい!」 というスタッフもいます。そのやる気は素晴らしいと思うし、子どもがいないスタッフからすると、「家族のために休む」というのは、不公平に思えるかもしれません。だけど、その子たちもいずれ、新しい家族ができる日がやってきます。「将来家族ができたとき、家で過ごせたほうがよくない?」と説明して、納得してもらいました。これに限らず、「家族のために休日をとる」とか「子どもの送り迎えのために早く帰る」とか、そういうことが当たり前にできる環境を整えていきたいんです。
今僕は、サロンでは「代表」という重要な役割をもらっているし、仕事が終わったら波に乗り、家族と幸せな時間をすごすという、理想の暮らしをさせてもらっています。「うらやましい」と言われることもありますが、そのたびに僕は「やりたいことがあるなら、思い切りやってみればいいじゃん」って返しているんですよね。
ちょっとした隙間時間も無駄にせず、時間内にギュッと集中して仕事をすれば早く帰ることができます。サロンの環境を変えたければ結果を出して、納得させたらいい。大切なのは「やるか・やらないか」。やりたいことを「できない」とあきらめて何もしなかったら、何も変わりません。そうじゃなく、やりたいことを一生懸命やれば、環境は変えられるんですよ。
- プロフィール
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Arouse by afloat Sea side
松浦 裕哉(まつうらゆうや)
山口県出身、山口理容美容専修学校卒業。K-two入社後、独自の小顔理論を確立し、世の女性からの支持を集める。業界誌・一般誌の撮影の経験も豊富。セミナー講師の顔も持つ。k-two銀座店の店長、ディレクターなどの要職を務めたのち、Arouse by afloat Sea sideへ。現在は、サロンの代表として店舗運営や人材育成を担っている。
http://arousebyafloat.com/seaside/
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)