普通のサロンじゃ物足りない!異色コラボを仕掛ける清澄白河の“発展形ヘアサロン” ‐neu‐

 

表参道のデザイナーズサロンで約10年間の経験を積み、2017年秋に清澄白河でneu(ノイ)を立ち上げた鈴木亮さん。前職の同僚である野沢孝太さん、持溝和昭さんとともに3人体制で、美容師の枠に収まらない活動に取り組んでいます。なぜ、表参道で育った美容師3人組が清澄白河で独立したのか、そして、清澄白河でどんな活動を始めるのかを教えてもらいました。サロンワークだけでは物足りないと感じている人にぜひ読んでいただきたいインタビューです。

 


 

きっかけは「メガネ×HAIR」 仕事を創る面白さに目覚める

 

 

美容師の枠に収まらない3人が製作した本「メガネ×HAIR」

 

自分のデザインを世の中に発信できる美容師になりたいと思い、表参道のデザイナーズサロンで約10年間、経験を積みました。そのサロンはオーナーをはじめとして、美容師の枠に収まらないセンスの持ち主がたくさんいて、僕もその影響を大いに受けました。スタイリストデビューまで5年間かかりましたが、先輩たちの表現の仕方を間近で見て学んだことは、今も生かされています。

 

美容師になる前から、将来は独立したいという気持ちがありましたが、その夢が具体的になったのは29歳のころです。美容師生活も10年目に差し掛かり、スタイリストとして自分のデザインを発信する機会も増えていました。また、僕はサロンのホームページ更新を担当していたのですが、そこで周辺のコーヒー店や眼鏡屋さんなどのインタビュー記事を掲載していたんです。そのことをきっかけに、美容師という仕事の「新しい可能性」を発信したいという想いから、「メガネ×HAIR」という紙の本をつくることに。美容師が自分たちで本をつくるのは珍しいということで、代官山の蔦屋さんにもその本を置いてもらうことができました。新しい仕事を自分たちの手でつくり、それが世の中に広がっていく面白さに目覚めた出来事でした。

 

美容師の仕事の“発展形”を追いかけたい

 

 

僕がサロンを辞めたのは、サロンに不満があったからではなく、やりたいことがどんどん増えてきたからです。サロンワークだけではなく、その発展形を模索していきたいという想いがありました。サロンを辞めた後は、フリーランスのスタイリストとして働きながら、開業資金を増やしつつ、出店場所を検討することに。候補地は地元がある越谷、今注目が高まっている清澄白河、蔵前など。検討の結果、これから街と一緒に発展したいという想いから、街のポテンシャルを感じる清澄白河で出店することを決めました。前職のサロンと離れていますが、半蔵門線沿線なので、表参道にきてくださっていたお客さまが通いやすいこともポイントでしたね。

 

清澄白河には、北海道産のチーズしか扱わない専門店とか、メイドインジャパンにこだわるアパレルショップとか、マニアが集まる自家焙煎コーヒーショップなど、尖ったお店が集まっています。

 

 

前の職場で一緒だった野沢と持溝も、カメラ撮影や編集など、美容師の枠に収まらない表現にチャレンジしていて、しかも、清澄白河などの東側のエリアに注目していたということで合流し、3人体制でサロンを作り上げることになりました。もともとは、3人それぞれが別々で独立する予定だったのですが、一緒に本をつくったメンバーであり、やりたいことの方向性が同じだったんですよ。

 

 

>不安でもまず一歩踏み出して、0から1を生み出そう!

 

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