クチコミのみで20年! 広告なしでも繁盛店はつくれる

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美容室の検索・予約サイトの利用が当たり前となった今の時代に、「広告を一切使わない繁盛店」があることをご存じでしょうか。都内で3店舗展開している「ROSSO」は、なんと1996年のオープンから一度も広告を使うことなく、クチコミだけで顧客を増やしてきたそうです。なぜそんなことができるのか。オーナーの原田タダシさんに教えていただきました。

 


 

昔から独立願望ゼロ 「最高のデザイン」をひたすら追求

 

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今でこそサロンを3店舗経営していますが、これまで独立したいとか、経営者になりたいとか思ったことはありません。学生時代からアートに興味があり、「人をデザインするのも面白いかもしれない」と考えて美容師の道へ。SHIMAに入社し、デザインの腕を磨きました。

 

SHIMAでお世話になっていたころは、「嶋先生を唸らせるデザインがしたい」「自分もお客さまも、心の底から納得するデザインをつくりたい」といつも思っていました。ときには僕のデザインが、嶋先生からボロクソに言われたこともありました。お客さまからたくさん指名をいただくようになってからも、自分のデザインに納得できない時期もありました。

 

いつも未熟さを感じていたのですが、未熟であることはすなわち成長できるということ。最高のデザインをつくりたいけれど、いつまで経ってもゴールにたどり着くことができない。だからこそ、デザインの世界は奥深くて面白いと思っていたんですよ。

 

自分なりにデザインを追求した結果、お客さまも増えて、役職もあがっていきました。順調にキャリアを積んでいたのに独立したのはなぜか。純粋に、自分デザインがSHIMAの外でも通用するのかどうか知りたかったのです。それまでの肩書きを外して、見えない壁の向こう側にある景色を見たいと思うようになりました。

 

>手を振ってお見送りするとき、次の髪型が見えている

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