ガラスのハートの持ち主がつくった社交場 ―美容室Allen―

 

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「人が集まる場所=サロン」この考え方を大切にしたい

 

オープン後、昔からお付き合いのあるお客さまや、一緒に働いていた同僚たちが毎日のようにサロンに遊びに来てくれます。なかにはソファに座って寛ぐだけで帰ってしまう人も。カフェ感覚で気楽に行けるからとお子さまのいるお客さまが家族連れで来てくださるようになったり、明治神宮前ならアクセスしやすいからと、一時期お付き合いが途切れていたお客さまも、また来てくださるようになったんですよ。

 

ときには、サロンに来たお客さま同士で話が盛り上がり、新しいビジネスがはじまることも。こういうのすごく嬉しんですよね。なぜなら僕は「サロン」っていう言葉の「人が集まる場」っていうもともとの意味が好きで、お客さまやスタッフ、その他いろいろな人が集まり「何かが生まれる空間」を作れたら素敵じゃないですか。美容以外でも、このサロンでやりたいこともたくさんあるし、たくさんの可能性を考えていきたいと思っています。

 

もともと上京するだけでも大冒険だった「ガラスのハートの持ち主」でしたから、独立を果たしたことには感慨深いものがありますね。「やると決めたらやる」という意志の強さがあれば、僕みたいな慎重派だって自分の城を築けるんです。あとは長く続けていきたい。自分を奮い立たせて勝負していきたいです。

 

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プロフィール
Allen
中山雅世志   

専門学校を卒業後RITZに入社。約12年間の勤務の中で、店長などの要職を経験。業界誌や一般誌の撮影、セミナー講師、アーティストのヘアメイクなど、サロンワーク以外にも様々な活動を展開。下北沢の人気店「Rodina」で働きながら出店準備を進め、2014年6月、明治神宮前駅近くに美容室「Allen」をオープンさせた。

HP>http://www.allen-salon.com/

 (取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

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