ガラスのハートの持ち主がつくった社交場 ―美容室Allen―

7_theory_14_sub2

 

「そのとき」は突然やってきた

 

なかなか独立の踏ん切りがつかなかったのですが、なんと自分が店長を勤めていた店舗が本店に統合されることになってしまったんです。しかし、それによって迷っていた自分の背中を押されたようにも思いました。それからRITZを退職し、フリーランスとして働きながら出店準備をすすめることにしたんです。

 

イメージをカタチにするために物件探しには時間をかけました。合計で100件近く見て回りましたかね。恵比寿や下北沢、とくに原宿界隈は、かなり歩き回ったのでめちゃくちゃ細かい路地まで知り尽くしています(笑)。

 

最初は2階とか3階でスタートするイメージだったんですけど、僕の店「Allen」は4階にあります。明治神宮前駅から徒歩1分という好立地がウリの一つなんですが、物件を初めて見たときはピンとこなかったんですよね。でもなんか心に引っ掛かるものがあって、カフェでしばらくぼーっとしていました。そのあと何度も足を運んでは悩んで「やっぱりここだ。 」って。

 

ただし、契約のハンコを押すときはドキドキでした。「俺の人生、これで決まるのか…(ゴクリ…)」みたいな(笑)。サロンオープンの前後も大変でした。未完成のサロンを、働きながら作っていくような感じが3カ月くらい続きましたね。

 

7_theory_14_sub3

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング