「利他の心」が♦at’LAV♦の絆を強めている
150倍の倍率を突破し、念願のサロンオーナーに
僕が出店しようとしていたころは、表参道の不動産市場がかなり盛り上がっていて、物件はどこも埋まっていたんです。不動産会社も20件近く回って「いい物件があれば紹介してください」と伝えていましたが、どこも音沙汰なし。当時僕は28歳で、ラフな服装をしていたから、相手からすると頼りなく見えていたのかもしれないですね。仕方がないので、サロンの営業が終わってから、夜中の表参道を自分の足で歩いて物件探しをしました。それでようやく見つけたのが今の場所。オーナーさんいわく150名くらいの入居の応募があったそうですが、僕の人柄を気に入って貸してくれたそうです。
サロンオーナーになってからは、アシスタント時代に苦労した経験が役に立っています。僕は不器用な子の気持ちが分かるし、できるようになる喜びも知っている。だからこそ、スタッフと同じ目線に立つことができるんです。プレイングマネジャーとしてやる以上は、サロンを率いる僕は、みんなの目標でもあるべき。そして、目標は高ければ高いほどいい。だから今も僕は、誰よりもたくさん練習しています。スタッフのいい手本でありたいですから。