美容師だって2枚目の名刺を持つ時代!?  DJとしてCDデビューを果たしたMINX知念さんに聞く、サロンも認める課外活動への取り組み方

DJ Hi-6と、美容師・知念弘行の両立。カギはいかに切り替えるか

 

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-入社以来10年間、ずっと美容の仕事とDJ活動を両立してこられたとのことですが、DJ活動のはどんな感じで続けていたのですか?

 

多い時期は1ヵ月で12本とか、13本。一週間に2、3回の頻度でやっていました。スタイリストデビュー直前の24、5歳の頃ですね。今はかなり頻度や場所を絞ってはいますが、それでも月曜日の夜にやらないと、ちょっともやもやするというか。生活の一部になってしまっているので、DJをすると次の出勤のときに調子がいいんですよね。

 

−週2、3回!? 仕事並みの頻度ですね。

 

本当ですよね(笑)。流す音楽も自分が好きなものをというよりも、みんなの気分が上がるものをかけるという感じなので、まさに仕事かもしれません。DJ仲間の間ではそういう選曲について、「業務的」って言ったりもしています。趣味とはいえ、やっぱりそうしないと、知名度や人気は上がっていかないですから。美容の仕事と同じで、やるんだったら上を狙わないとダサいなと思うんです。

 

-デビュー前からそれだけ活動していると、サロン側や先輩たちから美容の仕事に絞るように言われたりしたことはなかったのでしょうか?

 

眠そうにしていて怒られたことはありましたけれど、それ以外は特に注意されたことはありませんでした。入社した頃から、DJをやっていますというのは公言していて、先輩たちもクラブに遊びにきてくれたりしていたので、早い段階で「知念はこういう奴なんだな」という認識をしてもらっていたのが大きかったと思います。

入社試験の面接のときも、当時社長だった高橋(マサトモ氏・現代表取締役会長)にMINXでやりたいことを問われて、ヘアショーの音楽をつくりたいって答えたくらいだったので。今思えば、何を言っているんだろうっていう感じですけれど、当然のように仕事とDJは両立できるものだと思っていました。誰にでも趣味があるんだからいいよねって。

 

-とはいえ、仕事面をおろそかにしていないからこそ認められたという部分も大きいのではないかと思います。仕事に取り組む上で、意識していたことはありますか?

 

そのために何かしたということは特にないですね。ただ単純に美容師としていろんなことを吸収したくて、アシスタントの頃からヘアショーや撮影について行くのも率先して手を上げていましたし、積極的になんでもやっていました。

僕の中では美容師とDJ、どちらかに気持ちの比重が傾くというよりも、まったくの別物で、サロンを出たら切り替わるという感覚。だから先輩たちから見ても、サロンの仕事がおろそかになっているとか、気持ちがDJのほうに行っちゃっているというようには見えなかったんじゃないかと思います。

 

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>忙しい毎日でも課外活動を続ける秘訣は?

 

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