24歳で独立【D.D.佐々田和海】真面目でトンがった男が突き進む出店への道。メンズヘア/縮毛矯正で急浮上!固定概念を打ち破る最短独立セオリー

 

高校時代のヘアカットで美容熱が開花

 

出身は広島県福山市です。けっこう田舎で、駅周辺から離れると何にもないところです。髪を切りたくても行きたい美容室がなくて、それで高校時代は自分で髪を切っていたんですよ。次第に周りの友達からも髪切ってと頼まれるようになって、その当時、5、6人の髪を定期的に切っていたわけです。進路はどうしようかと考えた時、美容師になるしかないなと思って。ちなみにその当時、メンズばかり切っていたので、僕がメンズヘア専門の美容師になるのも自然な流れだったんだと思います。

 

 

広島市の美容専門学校に進んだタイミングで、一人暮らしを始めました。遊んでしまっては進学する意味がないので、学校から徒歩1分の場所に部屋を借りて、あえて厳しい環境に身を置くことに。専門学校のカットコンテストにも出場して、休日返上でカットの練習に明け暮れていました。

 

美容師を目指した時から、26歳で独立したいという漠然としたイメージがあったんですよね。26歳で社長になる、というのもなんだかカッコいいし、若い頃に色々やった結果、失敗したとしても後で挽回できるし。まだ人生のやり直しのきく26歳までに店を出したい。そのためにも早くスタイリストデビューしたかったんです。

 

 

 

 

黒髪マッシュ、爽やかな笑顔のプロフィール写真

 

上京してLIPPSのスクール生になったのは、1年でスタイリストデビューできるという、その当時のシステムが魅力だったからです。スクール生はアルバイト契約という形で技術を学びます。その後、入社と同時にスタイリストデビューするという最速教育システムなんですよね。とにかく練習に集中して、みんなより早くスタイリストになろうと言う気持ちで挑みました。同期のメンバーたちも志が高くて、刺激し合う仲間に恵まれたと思います。高校時代に友達をカットしたことを思い出しながら、答え合わせをしていく感覚がおもしろくて、メンズヘアというジャンルは本当に自分にしっくりくる手応えがありました。

 

 

1年後、晴れてデビューを迎えたんですが、その時の僕のプロフィール写真が、黒髪マッシュなんです。本当は金髪の方がよかったけど、「集客したいなら爽やかなイメージがいいよ」とお店の人に言われたんです。これでお客さまが来てくれるんだったら、と素直に従って、その時だけ黒髪マッシュにしてめっちゃ爽やかな笑顔の写真を撮りました。

 

LIPPSは人気サロンなので、フリーのお客さんを担当させてもらうこともあるんですよね。たまたま僕が担当したお客さんは、最初、ものすごく警戒します。だけど意外と誰とでも仲良くなれる性格なんで、「パッと見は怖そうだけど、話してみるとちゃんとしている」と言われましたね(笑)。周りからは詐欺だと言われましたけど(笑)。

 

 

>独立に向けてのキャリア戦略

 

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