24歳で独立【D.D.佐々田和海】真面目でトンがった男が突き進む出店への道。メンズヘア/縮毛矯正で急浮上!固定概念を打ち破る最短独立セオリー

 

LIPPS史上最速でハイスタイリストデビューした佐々田和海(ささだかずみ)さんは、弱冠24歳で独立。そのスピード感あふれる展開もさることながら、古巣を円満退社した点も要注目。強面なルックスの反面、礼節を重んじる硬派な面を持つ佐々田さんの、キャリアの描き方をインタビュー。メンズヘア美容師の道を志したきっかけは? 縮毛矯正を打ち出した理由は? そして共同代表の矢川誠也(やがわまさや)さんとの関係、東京・三軒茶屋の新店D.D.(ダダ)についてレポートします。

 


 

メンズ縮毛矯正を推して、セットを楽に

 

もともと自分の地毛がサラサラヘアなんですよ。男性のお客さまに対して、セット不要な髪を提案できないかなと思ったことが、縮毛矯正を打ち出すきっかけでした。縮毛矯正をやっているのはほとんど女性ですから、メンズ向けに発信するのはちょっと珍しかったかもしれませんが、ニーズは確実にありました。

 

 

芸能界で活躍しているタレントさんも、ガチガチなセットではなく、ノーセットのサラサラなヘアの人が多いと感じていて。それにセットしないでOKなヘアって、お手入れもとても楽なんですよね。だから僕としては、お客さまの身支度も簡単になるし、オシャレだし、そこは自信を持って縮毛矯正を推していました。

 

くせ毛のメンズの縮毛矯正って、長さがない分、うまく扱えなくて、伸ばしてみるとピンピンに仕上がってしまうことがあって。具体的に言うと、カッパみたいになるんです。だから僕のこだわりは、髪質に合わせた的確な処方で、柔らかく仕上げること。柔らかく仕上がる分、根元が伸びても違和感なく馴染みます。実際、縮毛矯正をやっていると、クセ毛に悩んでいる方は多いなと感じます。東京だけでなく、遠方からも来られるんですよね。

 

 

前職のサロンは、メンズのヘアセットが有名で、僕が縮毛矯正を推すことでサロンコンセプトから外れるんですが、先輩の大島さん(現LIPPS渋谷/大島コウヘイさん)が、「いいじゃん!」と後押ししてくれて。話が脱線しますが、僕にとって大島さんは尊敬する先輩。僕が独立したいと真っ先に伝えたのも大島さんで、その時も「いいじゃん!」と喜んでくれたんです。

 

>高校時代のヘアカットで美容熱が開花

 

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