「技術だけできればいい」と思っていた僕が、化学と数字に向き合うわけ -MAGNOLiA MARBOHさんの習慣 前編-

苦手なことから逃げ回るのはもったいない

 

 

自分の得意なことは、意識しなくても向上するものだと思います。一方で、苦手なことは、なかなか手をつけられません。しかも、やらずに逃げられないことが多い。僕が経営者として数字と向き合っているのは、やっぱり逃げられないからなんですよ。

 

苦手なことと向き合うのは、得意なことをやるよりもエネルギーを使うし、いくらやっても得意にならないかもしれません。それでも、努力すれば普通レベルには持っていけるし、苦手から普通にいたるプロセスで、発見がたくさんあると思います。ストレスなくできる仕事から発見できることって、意外と少ないんですよ。

 

もし僕が化学の勉強をせず、聞きなれない横文字や、難しい理論を毛嫌いしていたら、研究者とのコミュニケーションもニュアンス中心のままだったと思います。シャンプーソムリエの勉強もしていなかったら、店販売上が増えることにならなかったでしょう。苦手から逃げ回るのって、もったいないことなんですよ。

 

 

プロフィール
MAGNOLiA 
代表/MARBOH

茨城県出身。表参道の有名店ANTIで小松利幸氏に師事。2008年に5月に独立し、「MAGNOLiA」をオープンさせる。技術教育に注力しており、とくにパーマの技術には定評がある。サロンワークはもちろん、”教える人を育てる”をコンセプトに講習、セミナー、専門誌、一般誌の撮影など幅広く活躍。
http://www.hairmake-magnolia.co.jp

 

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