「技術だけできればいい」と思っていた僕が、化学と数字に向き合うわけ -MAGNOLiA MARBOHさんの習慣 前編-

 

元祖カリスマ美容師、ANTI小松利幸氏のもとで腕を磨き、その後独立してMAGNOLiAを立ち上げたMARBOHさん。MAGNOLiAは、総じて高い技術力のなかでも、パーマのクオリティが突出しており、多くのお客さまから支持を集めています。そんな「サロンの強み」につながっている習慣を聞きました。インタビューは前後編の2回。今回は前編です。

 


 

「美容は技術こそ全て」と思っていた

 

僕は昔から美容の技術が好きで、「とにかく上手ければいいだろう」と思っていました。技術の中でもパーマに比重を置いており、それがサロンの強みになっています。施術でもパーマの比率が高く、パーマ液やトリートメント、シャンプーの使用量も多いです。そのため、薬剤メーカーさんからお声がけいただき、研究開発をサポートすることもあります。

 

薬剤メーカーの研究者に意見を求められたとき、僕は「ちょっと柔らかくしたい」とかニュアンスだけで話していました。そんな自分に、もどかしさを感じていたんです。もう少し研究者寄りの視点で話すために、もっとケミカルの知識がほしいと感じて、一昨年前から化学の勉強を始めました。

 

 

シャンプー選びを化学的な視点からアプローチするシャンプーソムリエの勉強をしたのもその一環。界面活性剤の機能などを学び、お客さまの髪にあったものを探せるようになりました。その後、MAGNOLiAでは、物販の売上が飛躍的に伸びたんです。なぜそのシャンプーがいいのか、裏付けをもって勧められるようになったからだと思います。

 

>数字と向き合う辛い習慣

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