成功者の習慣と考え方を自分にしみ込ませ、日本一の会社をつくる -sins 日野達也の習慣 後編-

 

sinsの日野式艶髪再生術を確立し、多くの悩める女性たちに極上の艶髪を提供している日野達也(ひの たつや)さん。オリジナルのプロダクトを全国展開し、完全個室型のスモールサロンから、銀座の一等地に43坪の店舗へ拡張移転するなど、まさに今、ノリに乗っている状態です。ただし、ここに至るまでには数々の挫折や失敗を経験してきたそう。それを乗り越えた裏側には、日野さんのストイックな習慣があります。インタビューは前編・後編の2回、本記事は後編です。ぜひ前編とあわせてご覧ください。

 


 

コロナで全てを失う中、アシスタントの人生を背負った

 

 

髪質改善を始める前、僕はInstagramでボブの発信をしていました。当時フリーランスで活動していましたが、しっかりと集客もできており、美容師1年目のアシスタントをつけるくらい順調だったんです。ところが、コロナで状況が一変。しばらくの間お客さまがほぼ来店されなくなりました。

 

自分一人の話ならそれでもなんとかなったのでしょうが、アシスタントの人生もかかっていますから、「お客さまがこない、どうしよう…」なんて言っていられません。コロナの経験を機に、状況に関わらず雇用している人を守れる方法を考えました。

 

カットで勝負しようにも、僕より上手い人はたくさんいるし、差別化は難しい。そもそもコロナのような状況になった時に対応できない。「お客さまを幸せにできて、しっかり支持もされて、なおかつアシスタントを守ることにもつながる商品をつくろう」と考え抜きました。そうしてたどり着いたのが髪質改善だったんですよ。

 

 

髪の癖を本質的に改善して綺麗にしたいというニーズがあるんだけれど、技術的には難しいので、本当の意味でプロと呼べる技術者は少ないと思います。だからこそ、そこでチャレンジしてブランドをつくることが大きな差別化につながるんじゃないかと考えました。

 

今では髪質改善の世界で勝つことが、アシスタントを幸せにすることにもつながると確信しています。2年前に開発に1500万円を投じた薬剤が完成。それがドライブとなり、今は一店舗にマンツーマンでの200万円プレイヤーが3人在籍するサロンになりました。

 

セミナーで薬剤と共に技術を

 

薬剤を全国のサロンに展開し、セミナーなど技術の共有も積極的に行うことで、多くの方に美しい髪を提供すること、そしてその総本山がsinsであるという位置づけにすることが今の目標です。コロナの時期に一度全てを失ったからこそ、この3年間全てを捨てて事業に打ち込んできました。

 

>成功者の行動を真似て、当たり前の基準を上げる

 

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