CIECA.野口さん。なぜGarlandの隣にお店をオープンさせたんですか?
−CIECA.のコンセプトは?
「UNISEX」を大きなコンセプトにしました。Garlandよりも辛口でエッジィな雰囲気を持たせて、今まで少なかったメンズのお客さまを増やしていきたいと思い、内装も天井を黒にしたり、Barカウンターを作ってサロンっぽくない雰囲気を目指しました。
VIP向けに2階席もあるのがポイントです。僕が一番こだわったのは外階段から二階へ直接行けること。誰にも顔を合わせずに施術できるようにしました。
クローズドな空間を作って、お客さまに「あそこはなんだろう」と気にしてもらいたいという狙いもあります。
−フェミニンでかわいい印象のGarlandとは印象がガラっと変わりましたが、元々のGarlandからのお客さまの反応はいかがでしたか?
概ね好評ですが、やはりGarlandの雰囲気が好き! というお客さまも少なくはありませんね。僕のお客さまだった人も、Garlandで施術をしてもらいたいというお客さまもいらっしゃいます。そこは盲点でもあったので、次の店舗を出店する時の課題ですね。
−メンズのお客さまを増やしたいと仰っていましたが、そちらはいかがですか?
おかげさまで、Garlandの時は1割にも満たないくらいの割合だったんですが、今は3~4割くらいの割合でメンズのお客さまにいらしていただいていますね。
−最後に野口さんの今の目標は?
僕個人では、実はコンテストに出品して賞を取りたいんですよ。CIECA.を立ち上げてから、デザインの難しさを改めて感じていて、もっと自分のデザインを突き詰めていきたいです。それにデザインで後輩たちに絶対に抜かれたくないし、デザインを作っている姿を見せ続けていきたい。それが後進の育成にもつながると思います。
Garlandのことでいうなら、先ほどもお伝えした通り、10年10店舗計画を目指してお店をもっと大きくしたいです。Garlandもそうだし、CIECA.ブランドのお店も展開していきたい。いずれはGarlandグループを作りたいですよね。
Garland、CIECA.とは別の若いお客さまに向けてデザイン性の高いスタイルを提案する第三のブランドも出店したい野望もあります。
−Garland、CIECA.の今後を楽しみにしています。ありがとうございました!
- プロフィール
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CIECA.代表 野口和弘
洗練された技術と卓越したアイディアで男女問わず幅広い層を魅了し、業界関係者からも絶大な支持を得る。ガーランドグループ統括ディレクターとして全体のプロデュースも担う。一般誌、業界誌、セミナー、ヘアメイク、ヘアショー、TV出演など幅広く活躍する。
(取材・文・撮影/高橋 優璃)
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