元Jリーガー美容師の転職人生「あのとき勇気を出して美容師になってよかった!」

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群馬県の高崎市にある「Carolina(カロリナ)」の代表を務める高須洋平(たかすようへい)さん。元々サッカー選手として活躍していた高須さんは2009年に選手を引退し美容師になりました。異業種から転職をし、お店のオーナーにまでなった高須さんの転職人生を追ってみました。

 


 

【高須洋平さんの転職ヒストリー】

高校時代は鹿島アントラーズユースに所属。J2の水戸ホーリーホックを経て、2002年にザスパ草津に入団し、MFとして活躍。JFLのアルテ高崎を経て、関東サッカーリーグのtonan前橋へ。2009年にサッカー選手を引退し美容師へ転職。群馬県の美容室2店舗で経験を積んだ後に、2014年に高崎市に「Carolina」を設立。

 


 

怪我で転職を考え始めたJリーガーは“好き”を仕事にしようと思い立つ

 

-Jリーガーとして活躍した高須さん。セカンドキャリアを考え始めたきっかけはなんだったのでしょうか?

 

ザスパ草津(当時)時代、怪我が続き思うように活躍できず、契約を打ち切られてしまったんです。その後トライアウトを受けたり、Jリーグ以外の複数のチームからオファーをいただいたりしたのですが、「Jリーグに戻ったからといって、30歳前後でまたクビになったら自分には何もない」と漠然とした不安を感じるようになり、転職を考え始めました。

 

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-ザスパ草津から契約を打ち切られた後、JFLのアルテ高崎でプレーをしながら、通信制の美容専門学校に入学されたとか。

 

もともとファッションやヘアに興味があって、いつかその分野で店が持ちたいという夢がありました。髪をいじられるのも好きだったので、美容師がいいんじゃないかと。その頃はまだチームに所属していたので、「合わないと思ったら(学校を)やめればいい」という軽い気持ちで入りました。でもやってみると本当に楽しくて! 通信制だったので基本的にサッカーの練習や試合のあとで自習をして、夏休みにスクーリングに1ヶ月通うという感じで、生活もあまり変わることなく続けられたんです。それもよかったのかもしれません。スクーリングに行く前は若い学生さんばかりなのではないかと心配しましたが、僕よりも年上の女性など、さまざまな世代の人がいたので、久しぶりの学生生活をエンジョイできました。

 

-サッカーは足を使い、美容師は手を使う仕事です。ある意味正反対の職業とも言えますが、美容師の勉強を始めた当初、苦労することはありませんでしたか?

 

う~ん。苦労はあまり感じませんでしたね。僕、前向きなので、苦労を苦労と思わないんです(笑)。実は、僕、手先が器用じゃなくワインディングも苦手で、学校でもいつもビリの方だったんです。でも、「頑張ればなんとかなる!」と前向きな気持ちでやっていたら、本当になんとかなりました(笑)。

 

>美容師になった後も苦労は続く

 

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